Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

「かけがえのない、この自分」

2006-03-06 16:50:17 | Weblog
今日のタイトルも、私が出会った遠山 啓先生のご本の題名です。

遠山先生は数学者としてよく知られているそうですが
また「水道方式」という算数の教授法を考え出されて
子どもたちの算数の学習や教育にご尽力されました。

教育は、素人にはうかがい知れない深い世界というイメージがあります。
けれど、25年以上前に亡くなられた先生のお書きになったものを読むと
今の教育における課題を、すでに見通していらしたように思えます。

「算数が心配な子どもと親の本 教えてみようさんすう」のシリーズを
書かれ遠山真学塾を開いていらっしゃる小笠毅先生を通じて
私は遠山先生に出会いました。

今日のタイトルのご本は、教育の本質を見つめていらした先生が
いかにして、子どもたち自身が学ぶことの意味を見つけ
進路に迷う教え子や若い人たちが道を選び
教師が教えることを問い直し、親が子どもに向きあうときの姿勢を
優しいことばで語りかけてくださっています。

教育は、今すぐに何か解決策が見つかるような
簡単なものではないことは、よくわかります。

だからこそ、教育のもつ本質ともいえる
子どもたちを温かく育み
その柔らかな精神に豊かな恵みをもたらすいとなみを
こころから信じ、大いに期待してゆきたいです・・・


教育界にも、さわやかな希望の風が吹きますように・・・



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