・野菜ジュースVegetable juice(soft drink) やさいじゅーす
野菜不足が聞かれ、国民健康栄養調査によって350gもの摂取を奨励しています。
野菜からは、カリウム(高血圧予防)、食物繊維(整腸作用:20~25g/1日)を多く取る事ができ、緑黄食野菜の葉菜類からは、さらにビタミンA:カロチン(抗酸化作用、発ガン抑制)、ビタミンK(血液凝固作用)、カルシュウム(骨粗鬆症予防)が得られます。
そこで手軽に利用できるとして「野菜ジュース」が人気を呼んでいます。
100%野菜ジュースから果汁を加えて飲み口のよいものさまざまの種類が出まわっており、生活習慣病など健康に対する意識の高まりから以前より増して需要が増加してきているようです。野菜そのものを取るのと同じなのでしょうか。最近に、発酵ベジタブル飲料とし、植物性乳酸菌で発酵させ、生きたままの乳酸菌を含むなど製品によって、差があるようです。
食品成分表から、トマトジュースは、食物繊維が0.7g/100g中、生では、1.0g/100g中どありビタミンCがジュース6mg、生15mgに半減しています。
ほうれん草、🥕人参、🥬セロリー、キャベツ、パセリ、レタス、ピーマン、カボチャ、ケール(葉ぼたん:結球キャベツの原型とされる)、クレソン、🥦ブロッコリー、モロヘイヤ、しそなどが使われますが、7割には、果汁50~60%加えてあり、野菜100%だと青臭く、どろりとしており飲みにくさをカバーしています。野菜ジュースといわれるものの平均して100g中、カリウム110~260mg、食物繊維0.7~2.1g、緑黄食野菜から
は、さらにビタミンA微量~740μg、ビタミンK3~13μg、カルシュウム3~18mgを含んでいます。参考:農林水産省(大きな目、小さな目36号より)
野菜そのものを取るのに比べて、市販のジュースにしたもののなかには、果汁が加えてあり糖質の過剰摂取、ビタミンCは、半減以下であり製品によって食物繊維の含む量が異なること、野菜そのものは、噛むことによって脳への刺激が伝わりボケ予防、歯茎を丈夫にすることがいわれます。必ず原材料名、栄養成分の表示を確認し、可食量と照らし合わせましょう。
努めて野菜そのものをとるのが最も望ましく、利用するときは、野菜そのものとは、栄養成分が異なっていることを理解したうえでたまに朝食時とか、忙しい時に一時的に使用するようにし、野菜そのものと同じと思っての常時飲用することは避けたいですね。
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