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[カテキン]食生活について語ろう

2022年11月23日 | 美容ダイエット

・カテキンCatechin かてきん
  ボリフェノールでありフラボノイド(フラバノールflavanol)の色素・渋み、タンニンの一種で茶(水よりお湯の方がよく抽出される・緑茶>紅茶)、カカオ豆、りんご、もも、なしなどに含む成分。

1929年、理化学研究所の辻村みちよ博士(埼玉県に生まれ)らによって初めてその存在を確認している。語源は、インド産の「アカシア・カテキュー(マメ科アカシア属の低木)」の樹液から抽出するエキスである「カテキュー」に由来する。茶葉中に形の違う4種類のカテキンが存在するが、お茶飲料を製造する工程の中で、加熱処理を行うことで一部形が変化している。1)エピカテキンEC:Epicatechin⇒カテキンC、2)エピガロカテキンEGC:Epigallocatechin⇒ガロカテキンGC:Gallocatechin、3)エピカテキンガレートECG:Epicatechin gallate⇒カテキンガレートCG:Catechin gallate、4)エピガロカテキンガレートEGCG:Epigallocatechin gallate⇒ガロカテキンガレートGCG:Gallocatechin gallateとなる。

構造によって、EGCG、ECG、Cg、GCGの「ガレート型」とC、EC、EGC、GCの「遊離型」の2つに分類しガレート型では苦味・渋みが強く脂肪の吸収を抑制し有効性が高いと言われる。

カテキンのうち最も多く含み殺菌力が強いのはエピガロカテキンガレートとしている。カテキンが含まれているものをそのまま放置しておくことによって酸化し褐変するが酸化の度合いで、お茶のお湯の温度が低温であるほどタンニンの酸化生成物を抑制し異なる。

緑茶は、荒茶製造工程中で酸化酵素の働きが抑えられ、ほとんど酸化しない。烏龍茶・紅茶で赤っぽい色をしているのは、酸化酵素の作用で酸化重合物(合体カテキンで、テアフラビン類・テアルビジン類)が作られ本来は水溶液中では無色のカテキンが、オレンジから赤色となることによる。

カテキンは、緑茶の一番茶で約12~14%、二番茶で約14~15%と増加する。成熟した葉(3~4枚目)よりも若い芽(1~2枚目)に多く含む。玉露のように光が当たらないよう被覆栽培されるものは、カテキンの生成が抑えられ、煎茶よりも少なくなりポリフェノールとして10%程度になる。被覆栽培するとテアニン含有量が高くカテキンの生成が抑えられたお茶ができる。

水溶性で抗酸化、抗ウイルス、脂肪分解作用、骨密度を高めることがわかっている。クエン酸(梅干)がカテキンの吸収を高める。カテキンは、腸内の善玉菌(ビフィズス菌・乳酸菌)を増やし、悪玉菌(大腸菌)を減らして腸内環境を整え、ダイエット中に起こりがちな便秘を防ぐ。

また、食後のお茶とすると、カテキンの殺菌効果で、虫歯や口臭予防に役立つ。緑茶に多く含むカテキンが実験によって通常の40倍の飲用で細胞内のDNAを傷つけ、大腸ガンを発症させることが通常の1.5~2倍あるという。1日の緑茶の飲む量は、15杯以下が望ましい。また以前より微量ミネラルの排泄を促進することから鉄分の不足に拍車を掛けることになる。適量のお茶の飲用でカテキンは、その活性酸素の働きを抑えたり(酸化を防ぐ)、神経細胞が傷つくのを抑制で、認知症予防にもよい。

 

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