・椪柑Ponkan mandarin ぽんかん
ミカン科、インド原産。熱帯性の常緑低木、日本では、鹿児島、愛媛の四国、九州で栽培産出する。温州(うんしゅう)ミカンの2倍(200g)ほどの大きさで果芯の空洞が見られ濃い橙色をしている。
果皮が薄く手で簡単にむきやすく、じょうのう膜(子袋)が薄いので食べやすく香りがよく甘みがあって酸味が少ない。
加熱すると苦みが強くなり加工には適さず多汁でほとんどを生食している。
1~2月に旬を迎え、多くが貯蔵が容易(低温で乾燥を避け密閉して保存)で5月ぐらいまで出荷する。ポンカンと清見の交配によって不知火(しらぬい:デコポン)があり甘味が強く生産量が増加している。
ビタミンC(抗酸化作用)40mg/100g含み、またじょうのう膜ごと食べられる事から、食物繊維(ペクチン)を摂ることができ整腸によい。
漢方で果皮が去痰、鎮咳、健胃に、フラボノイド(ヘスペリジン[ビタミンP]、ノビレチンNobiletin、タンゲレチンTangeretin)が抗酸化作用があり毛細血管を強化、柑橘系精油(リモネン、ピネン)成分が新陳代謝、血行促進、脳を活性化し、神経痛、リウマチによい。
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