・アロエAloe あろえ
ススキノキ科(ユリ科)、分類体系によってはアロエ科、ツルボラン科、地中海、南アフリカ原産の多年草。アラビア語で「苦い」という意味があり、その成分は、アントラキノンAnthraquinone系、アロインAloin(バルバロインBarbaloin)、アロエエモジンAloe-emodin、アロインサイドなどの苦味とされ表皮に多く含む。種類は、数百種あるといわれているが、主に日本では、アロエベラ、キダチアロエを用いている。
半透明のゲル状の葉肉の部分がジュース、ヨーグルト和えとして食用にもする。ワサビ醤油で生でそのまま、天ぷら、フルーツポンチ、ヨーグルト合えに、お風呂に入れてもよい。
主に収穫できるのは夏から秋にかけ肉厚の葉を全部利用して胃腸の働きを活発にし便秘解消に苦味の強い有効成分アロインAloin(バルバロインBarbaloin)が役立つが量が多すぎると下痢しやすい。どろりとしたゲル状(さわやかなフルーツ様という)には、殺菌作用、保湿作用があり、皮膚病に傷や炎症を抑えたり、化粧品、シャンプーとしても利用している。キダチアロエは、古くなると茎が木化、高さ1mを超し冬に花が咲くこともある。サプリメントとしては、主にキダチアロエの表皮に多く含む黄色の苦味成分アロインAloinが用いられ清涼飲料水、錠剤として1日当たりの摂取量5mg、最大摂取目安量として示される下剤の最少服用量20mgとしている。
アロエべラには、植物性ヒアルロン酸ともいい、体内に取りこまれるとヒアルロン酸に変わるという物質を含む。葉からの液汁は、薬機法(2014年改正)で食品として使えない。ハイドロキシアントラセン誘導体Hydroxyanthracene-Derivartive(Barbaloin, Emodin)が緩下作用を示し20~30mg/1日を目安量としている。
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