赤身の魚Red-fleshed fish あかみのさかな
餌による物ではなく回遊する事で大量の酸素を消費するためにたくさんの血液がいるために赤くなる。
赤身の魚は寝る時も回遊中で止まれない。マグロ、鰹の類で水産学上で100gあたりの「ヘモグロビン」と「ミオグロビン」の含有量が10mg以上は赤身、それ以下は白身と分類 、鮭は白身魚に分類している。
血合の筋肉は赤色筋とよばれ他の部分の筋肉を白色筋という。マグロの場合、血合以外の筋肉も赤いが、これは白色筋で、ミオグロビンが多く含まれているので、赤い色をしている。赤色筋は多くの血管が走り、酸素を蓄えることができるミオグロビンが多く含まれ有酸素運動に使われる筋肉として持久力があるが、筋繊維が細く、大きな力を出すことができない。
逆に白色筋は筋繊維は太く、大きな力を出すことができるが、酸素を使わずにグリコーゲンを分解するので、疲労物質である乳酸がたまりやすく短時間の維持にとどまる。
マグロは回遊魚で常に泳いでいるので、血合が多く、白色筋にもミオグロビンを多く含み赤い色をしている。ちなみにミオグロビンに含まれる赤い色素は、ヘムという鉄を含む色素でマグロの赤身なのは、ヘム鉄を含むミオグロビンが多いことによる。
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