風鈴の熱中狂日記

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映画

2015年04月14日 15時13分06秒 | よもやま話
3月にソロモンの偽証 前篇を観て、旦那と二人大興奮でおもしろかった~を連呼しながらその足で本屋へ。一か月後の後編をどうしても待てず、旦那に大反対されながらソロモンの偽証の本を購入。
ただコレ、6巻まであって、それ全部読むのもなぁと、6巻だけ購入。それも旦那にめちゃめちゃありえんって言われたけど・・・

若いころ、推理小説が大好きで、一日1冊読んでた時期もあったほど。でも必ず最後から目を通して、犯人がわかった上で最初にもどってスタート。これ賛否両論あるやろうけど、私は読みながら犯人を想像するより、犯人がわかった上でその犯人の関わり方や伏線がどうなってるかを読み解くのが私流。

なので、とにかくこの映画の最後の真相が知りたかった
この辺かなと目処をつけたページを読んで、まだもう少し前のページかと又さかのぼり、この繰り返しで最後の決着をみつけた時は、そうよね、それしかないよねってスッキリ納得して、さぁ寝ようって思ったけど、読み出したら面白くて止まらんなって、布団に入ってからも結局読んでしまったんやけど。

で、結末はわかったから、後編はその結末にどうやってたどり着くのか、そこは敢えて読まずにこの一か月待って、先週公開初日の一回目の上映に行ってきた。

結論から言うと、確かに面白かった後編は法廷部分になるから、前篇に比べると少し落ち着いて観られた分、旦那は少し眠たい部分があったらしいけど。
宮部みゆき、やっぱり面白い!!!この人の作品のドラマは好きで観てたけど、この映画も凄かった。


ただ、この後編、私が途中でいらんこと想像を膨らませ過ぎて、自分で勝手に、そして劇的にストーリーを思い描いてしまって、あぁ、きっとこうなるっと想像しただけで先走って泣いてしまって

そしてその想像して勝手に作り上げたストーリーが外れるっていうね、私の涙返して←いや私が悪い。


いやいや、思い出の場所の写真に生まれた産婦人科があったり、どのお母さんの事?なんてセリフが出てきたら、この男子2人は産院で取り違えられた子だ!!取り違えられたせいで一人は殺人犯の子として生きるしかなかったんだとか、もう一人の子はある日突然自分こそが殺人犯の子だったと知って、自分の身代わりとして生きてきた少年に出会って、たまらなく苦悩の日々を送ることになって、ここまで酷い言葉を発してしまうようになったんだとか・・・そんな想像をしてしまったから、思春期の少年たちにはどんだけ辛い設定なんだっと涙が出てしまったんやけどね。

全然そんなのかすめもしてなくて(笑)、普通にそんなややこしい設定はなくて単純なものやった


でもそういう設定でもなくて、なら、なんで亡くなった少年はあそこまで人を傷つけることしかできなかったんだろう?何が彼をそうさせたんだろうってのがよくわからないまま。あっ、本を読めばわかるのかな。1巻から買うか?
老眼鏡かけて本を読むのがホント煩わしい。


まぁそんな私の勝手な思い込みによる暴走はおいといて、作品は文句なし面白かった~
久しぶりに釘づけやった
中学生が校内裁判をやるなんて発想、現実的ではないと思いつつ、映画を観ながらこの役は○○くん、これは○○○ちゃんとか、私の中学生の時の友達にあてはめて見たりして。
私は、主人公には到底なれない。あんなに賢くないし、勇気もない。

それぞれの役に当てはまらなくても、もしかしたら理解はできるかもと思ったのは、最後まで嘘をついていた少女かなぁ。あそこまで嘘はつけないけど、もしかしたら一番人間的で誰もが持ってる人には隠したい部分をどうしようもなく追い込まれて出してしまって、結局嘘でしか自分を守れなかったんかなぁ。たった一人の理解者だった友達まで嘘の対象にしてしまったところとかは、思春期ならではの未熟さというか。
あそこまで追い込まれず生きてきた自分の環境に感謝しなきゃと思わされた。


映画の好き好きは人それぞれなんで、これは私の好きな映画だったってだけかもしれないけど、久々に清々しい気分です。
私、スターウォーズの戦闘シーンで寝てしまうヤツなんで、ちょっと変わってるかもしれません

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