新・瘋癲球人日記

野球をこよなく愛する瘋癲球人の日記

どっちも勝て

2006年08月20日 | 野球
地元のチームの試合は、いつも自分のチームでやっている杉並への遠征。
先輩の車にのせてもらって、中央高速で都心へ。車中の話題はやはり甲子園の決勝。
11時からの試合は気もそぞろ。スミマセン。
13時に終わると、すぐ車に乗せてもらって、カーナビでのTV観戦。
14時過ぎには自宅に着いてじっくり観戦。
去年、たまたま決勝を応援する応援の生徒さんたちと同じ宿舎に泊まったというご縁のある駒大苫小牧ではあるが、やはり「WASEDA」、優勝は譲れない、早実に勝たせたい。
8回、ホームランで均衡を破られたときは正直、キツいなと思ったが、その裏、すかさず同点に追いつくところがこの夏の早実の強さである。
延長で何度も早実がサヨナラのチャンスをつかむたびに「決めろ!」とTVの前で叫ぶも内心では「この試合に決着がついていいものか」と思っている自分がいて。終いには「どっちも勝て」と両校を応援していた。
甲子園のお客さんたちも同じ思いだったらしく、どちらのプレーにも大きな拍手が起こる。
ゲームセットの瞬間、とても明るい表情の田中君と疲れた顔で整列に向かう斎藤君は対照的だった。
斎藤君は何かつぶやいていたが、「やっぱりな」とか言ってたのだろうか。読唇術が出来る人になんて言っているのか聞いてみたい(笑)。
この試合、明日は決着がついてしまうのだろうなあ。残念だなあ。
どちらが優勝旗を手にするにしろ、ゲームセットの瞬間に最高の勝者と最高の敗者が生まれるわけで....。
昔の高校サッカーみたいに両校優勝なんてないしなあ。

高校生練習会 早実

2006年08月19日 | 早稲田野球
目が覚めたのは6時。「もう暑いかな」と思ったが、準備をして6時30分から走り始める。
暑い、暑い。
多摩川河川敷のコースは日陰がなく、日の光をまともにうける。
行きは太陽を背中に走るが、帰りは太陽を前からまともに浴びる。かなり消耗した。
この90分L.S.D. で今月も100km超え。目標は200kmに設定しているので後半はちょっと頑張らないとなあ。
シャワーを浴びて、東伏見に向かう。

今日は「第2回 高校生練習会」。
グランドに着いたのは10時ちょっと前。
メンバー練習の真っ最中。3か所でいつものフリーバッティング。
段々、ファンの方の数も増えてくる。話題はやっぱり甲子園。
自分でもラジオも一応持っていったが、周りの人が経過を教えてくれるので、使うまでもナシ。
12時から投手組の練習がスタート。
少ない球数の中で自分をアピールしようとする高校生たち。しっかり自分の力を出し切れたかな。
野手組のノックのあと、投手組のバッティング、野手組のバッティング。
練習会の最中も甲子園での早実の試合の経過でバックネット裏は盛り上がっている。
第1回目と較べて人数が少ないこともあって、15時30分過ぎには練習会は終了。
あこがれの早稲田野球部の雰囲気を味わってもらえただろうか。
来年の春もここで会えるといいね。

お笑いプロ野球殿堂 ダメ監督列伝

2006年08月18日 | 野球本レビュー(2006.12.26)

『お笑いプロ野球殿堂 ダメ監督列伝』(知恵の森文庫  光文社)

「浦島太郎」監督@吉田義男、「ラーメン道場」監督@達川晃豊、「プロ野球ニュース監督」@関根潤三、「茶坊主」監督@武上四郎、「ぬるま湯」監督@安藤統男などなど、愛すべき「ダメ監督」27人をテリー伊藤がぶったぎる!?
「野球少年」がそのまま大きくなったような人、とても不器用な人、やきもち焼きな人、毒舌の過ぎた人、要は人間味にあふれた人たちなのだ。冷徹に結果を追求する監督よりもよっぽど魅力的。ファンをフロントを選手をメディアを敵に回してでもやりたい仕事なんだろうなあ、監督って仕事は。

だるま弁当

2006年08月15日 | Weblog


「ポケモンスタンプラリー」に出かけてきた奥さんと息子がおみやげに「だるま弁当」を買ってきてくれた。
高崎の名物だが、大宮駅で買ったなだそうだ。
茶飯の上にコールドチキンや山菜、色つきのこんにゃくなどがのった素朴な味。
学生時代に「たかたか」(高崎高校)出身の友だちがおみやげに買ってきてくれて、何度か食べたことを思い出した。
高崎高校の野球部と言えば、山際淳司の名作「スローカーブを、もう一球」。名文である。ぜひ読まれたし。

ぜいたくなバッピー

2006年08月13日 | 早稲田野球
昨日の雷雨がウソのような快晴。
東伏見に着いたのは11時過ぎ。メンバー練習のフリーバッティングが始まったところ。
『スタメン組』(?)が終わって、2組目、3組目。1軍メンバーと昨日の2軍遠征メンバーが入り乱れてフリーバッティング。
当然のことながら、激しいポジション争いは続いている。
フリーバッティングのあとはバント練習。
最後は1カ所のケージに集まって、一人づつ一塁側、三塁側のコーンの外に一発で転していく。
上手く出来なかった選手は他の選手がクールダウンのランニング中に「居残りバント」。
「バントのミスはおまえが痛いだけじゃなく、チームのムードが悪くなるんだよ」
と応武監督の声が飛ぶ。
大学レベルになるとバントもただ転がすとかボールが死んでいればいいというものではなく、転がすコースもシビアになる。
メンバー練習は13時で終了。
明日も休みなので、1.5日と少し長めのオフで上級生中には
「(近くの)実家に帰ってゆっくりします」
という選手も。まあ、たまにはゆっくりしてください。
僕にとって準地元の山本君(4年 安来)としばしローカルな話で盛り上がる。
最後のシーズンにかける思いも聞かせてくれて頼もしく感じた。
「山陰中央新報(山陰地方のローカル紙)に載るくらい頑張らんとなあ」

グランド整備中。



14時15分からは1、2年生の練習。
キャッチボールのあと、シートノック。
「悪いプレーには周りで厳しく言うたらなあかんよ」
当たり前のことを言ってるだけだが國府コーチに関西弁で言われるとちょいとキツめに感じるのか、下級生に緊張感が走る。
ノックだけでも、2年生と1年生でかなり力の差があるのがちょっと気になった。1学年違うという以上の差が。
今の2年生はメンバー入りしていない選手でも上手いコがそこそこいるので、1年生との差が目立つ。
頑張れ1年生。
ノックのあとはフリーバッティング。
「なんやら左でずいぶん球筋のいいバッピー(バッティングピッチャー)がおるな」
と思っていたら松本君(2年 千葉経済大付)でした。そりゃそうだわな(笑)。
メンバー練習で「打たせてもらってる」生島君、泉君などもこの練習ではあくまでアシストで、メンバー以外の1、2年生が「主役」。
プレー以外の「仕事」に頑張る姿を見ることの多い彼らも、当然のことながら「神宮の舞台を目指す」プレーヤー。
「このコはこんなプレーするんだ」
と感心することもしばし。
16時までの短い練習だったがなかなか見てて楽しかった。
ずっと見ていたのは僕だけ、ちょっと得した気分。