今日も一日ありがとう♪

一番の幸せは美味しい食事。
一番の幸せは優しい心とのふれあい。
一番の幸せは・・・いっぱい。
そんな日々つれづれ。

ふと思い出したこと

2012年12月12日 23時02分55秒 | 愛しき人々
2001年の春、次女と成人式の写真を速めに撮っとかんといかんねと話していた。
でも働いていたので、なかなか親子で行動する機会は少なかった。
休日には友達を優先していた娘なのでね。
結局、写真を撮ることもなく、貸衣装を選ぶこともなく、

「お母さんの振袖を着ても良いよ。」

の言葉を聞いた記憶だけを残して夏の暑い日に
たった19年間の人生を駆け抜けていった。

その後、成人式の貸衣装の勧誘の電話がひっきりなしにかかってきた。
何も知らない電話の向こう側にいる人に説明もしたくないし、話したくもなかったので

「我が家には、そういう娘はおりません」

と平気でうそをついていた。
それで電話の向こう側の人はあきらめると言うか、すんなりと電話を切ってくれた。
だけど、どうしても食い下がってくる人がいた。

「そんなはずありません、ちゃんと名簿に名前が挙がってますよ。」

「その名簿は、どういう名簿ですか

「今年成人式を迎える方々の名簿です。」

「名簿にはその人のその後の事情までは載ってないですよね
うちの娘は交通事故死したんですよ。」


電話の向こう側で絶句してるのが伝わってきました。
人の心に土足で踏み込まれた気がした。
でもそういう風に娘のことを言った自分も許せなくて電話を切ってから
その場で泣き崩れた。

今じゃ、たまに次女宛に届くDHCのダイレクトメールと最後に買ったバッグ屋さんの
セール案内のはがきが妙に嬉しかったりもする。
これも年月のなせる業なのかも。

ちなみに我が家のことを知らない人が子供のことを社交辞令のように聞いてくる場合がある。
私は正直に素直に4人と答える。
次女は、今いる年齢で想像して答える。
それでもひつこく質問してくる人がいるんよね~。
他人の娘が、何歳でどこに住んでて、どこに勤めてるか聞いてどうするんよ。
せっかく私がオブラートの包んで話してるのに、どこに住んでるとか
結婚してるのとか、どこに勤めてるのとか聞かれたら、嘘はつけんやんか

「次女は10年前から天国在住です。」

ほとんどの人がこれで黙ります。
ほとんどの人・・・そう、まだヒツコクどうしてと聞いてくる人もいるんですよ。
本当に、それ以上聞いてどうするんよってことですが。
今となっては懐かしい想い出話のひとつとなりましたが。

今日も一日ありがとう~


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