フィガロの昼寝

クラシック音楽、カメラ、携帯電話、鉄道等について徒然なるままに綴っていくブログ

地震!!---熊取6人組---

2011年05月02日 01時57分43秒 | 東日本大震災
日本史をしっかり勉強した人なら覚えているかと思いますが、今から80年近く前に「滝川事件」と言うのがありました。
滝川事件は、1932年10月に中央大学で行った講演「『復活』を通して見たるトルストイの刑法観」に単を発し、自らの著書『刑法講義』『刑法読本』の内乱罪、姦通罪(戦後廃止)の解釈が問題視され、最後には、京都大学を追われる事になってしまいました(滝川教授に罷免を要求したのは、前総理大臣鳩山由紀夫の祖父である鳩山一郎文相です)。
大学生時代、刑法には興味あったので、大学図書館で滝川幸辰教授の『刑法講義』を読んでみましたが、同時代に東大教授だった牧野英一教授の刑法と比較して、かなり自由主義的な刑法論を展開していました。
私が大学生だった頃、京大には佐藤幸治という憲法学者がいまして、東大の憲法学者だった芦部信喜教授の著作と対比して読んでいましたが、京都学派ってのは、滝川幸辰教授も含めて、しっかりとした歴史観を持ったリベラルな思想が背景にあるのかな?、なんて思ったりしていました。

普段はバカ丸出しな私が、何故、こんな事書いたかと言うと下記記事を読んだからです。
『迫害され続けた京都大学の原発研究者(熊取6人組)たち 危険性を訴えたら、監視・尾行された』
原発事故以来、テレビによく出演するようになった小出裕章京大助教授の事が気になり、色々調べていて、たまたま目にした記事です。
小出裕章京大助教授達の反原発派を熊取6人組と言うそうですが、京都大学ってのは、原子力研究に関しては多数派を占める原発推進派だけじゃなくて少数派である反原発派もいる事にビックリしました。こんなところにも、自由主義的な京都学派を連想しました。
東大には、原発推進派しかいないそうですが・・・・
原発事故以前、我々が反原発派の意見を殆ど(と言うより全く)耳にしなかったのは、彼等が日本では虐げられていたからだって事を、この記事で初めて知りました。
この記事を読むと官僚、電力会社がこぞって原発推進派の御用学者を盛り立て、反原発派の学者を虐げてきたがよくわかります。
熊取6人組なんかは、現代版「滝川事件」なんじゃないかと思いますが、弊ブログ読者の皆様、いかがでしょうか?




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (学生)
2011-05-02 19:51:50
バルナックさんはもしかして京大卒?
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Unknown (バルナック)
2011-05-03 15:53:21
>学生様
弊ブログにお越しいただきまして誠にありがとうございますm(_ _)m
今後ともよろしくお願いします。

残念ながら京大に入れる程頭ありません(>_<)
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