健康には菜耕! 

北海道に生まれ育ち、四季折々大地の恵みと自然美豊かな充実の日々
道内をめぐり未知の世界を発見できることに、ただ感謝!

56 ホテル 洞爺サンシャイン

2013-01-26 | 温泉めぐり

 湯めぐりシリーズNo.56

平成18年4月22日(土)~23日(日)

ホテル 洞爺サンシャイン   虻田郡洞爺村199  0142-87-2331

泉   質  カルシュウム・ナトリウムー硫黄・塩化物泉

        (弱アルカリ性低張性高温泉)(旧:含食塩―石膏泉)

泉   温  56.7℃ pH値7.6 無色澄明無味無臭、飲用不可

症  リュウマチ疾患、筋肉痛、神経痛、関節痛、五十肩、疲労回復

宿泊料金  (¥5,900~¥12,000) 夕・ 部屋食¥11,000 全室バス・トイレ付

 

 全国有数の温泉行楽地、洞爺湖温泉の真向かいにある温泉で、以前、向洞爺とよばれていたところ。

 いたって閑静な温泉ホテルである。隣接して、村営の日帰り温泉“いこいの家”もある。

 入浴料は、大人¥360、小人¥140だから、つぎからつぎと利用者が訪れる。

 当ホテルが位置する高台から見下ろすと、湖畔のつき出した砂地に聖徳太子を祀った浮見堂

がある。三年ほど前に火事で焼失したが、その後再建された。

 その三年前に、現在の経営者がこのホテルを引き継いだという。到着時に部屋へ案内してくれ、

また夕食時(部屋食)に挨拶にきた女将と、その旦那さん、娘さん夫婦、お孫さんの三代の身内で

がんばっている。東京からの移住だというが、岩手県一関出身だから、けっこう東北訛がある。

 無農薬の米や野菜なども、岩手から直接仕入れているそうだ。

 ホテル自体、1986年(昭和61年)創業で、二十年が経っている。

 この業界も、大型ホテルとの競合で経営が大変らしい。

 建物全体は、20年経過しているから旧式に感じるが、建築当時は、新様式の設備だったに

違いない。浴場は、男湯“殿”は岩風呂、女湯“姫”は、タイル張りのパノラマ風呂になっている。

小さいながら露天風呂もある。

 「衛生管理のため、循環ろ過装置と塩素系薬剤を使用しています」…と自主申告し、 脱衣所に

貼り出している。偽ったり、隠したりするこの頃だが、これが正しい。

 だが、湯量は豊富で潤沢に掛け流している。

 露天風呂からみえる星空はとてもきらびやかで、「大地に集え、星たちよ」…と洞爺村が空気の

美味しい郷であることを称えているのだ。

 夕食中、陽が沈んで暗くなってくると、窓越しに対岸の洞爺湖温泉街が浮かび上がる。

 建物の高さまではおぼろげで確認できないが、湖畔に沿って一列に並んだホテルの灯がとても

綺麗だ。別途頼んだ部屋食は三の膳つきで、品数が多く完食はできない。いつもの肉の代替料理は

白魚とごぼうを、玉子でとじた陶板焼で旨かったし、釜飯も最高だ

 翌朝は、あの一連の噴火で地殻変動した西山火口や金毘羅山を周遊し、さらに車を進め、

壮瞥口から左折して約40数キロある湖畔を一周した。深いところで水深180メートルあるというこの

カルデラ湖に朝日が映えて、湖面の色がエメラルドグリーンやコバルトブルーに変色した。その後、

急いで帰り、子供の日にあわせて孫の鯉のぼり用ポールを立てた。


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