健康には菜耕! 

北海道に生まれ育ち、四季折々大地の恵みと自然美豊かな充実の日々
道内をめぐり未知の世界を発見できることに、ただ感謝!

27 芽登温泉ホテル

2012-12-13 | 温泉めぐり

 湯めぐりシリーズNo.27

平成16年5月22日(土)~23日(日)

芽登温泉ホテル        足寄郡足寄町芽登2979    01562-6-2119

 泉   質  単純硫黄泉(低張性高温泉)

 泉   温  58℃ 自然湧出 230L/min

 効   能  リュウマチ、神経痛、糖尿病、アトピー性皮膚炎

 宿泊料金  ¥9,000 夕食 別途部屋食 朝食 食事処

  

  きょう、明日は札幌市のライラックまつりだ。

 リラ冷えのする中、朝9時に出発。石勝樹海ロード~日勝峠を経て清水町へと向かう。

 日勝峠は、合目を重ねるにつれて緑が消えうせ、日高側の第一鹿鳴覆道と第二覆道の

間にそそり立つ山の中腹あたりでは、いまごろやっと山桜やこぶしが咲き始めた。

 峠の頂上付近は濃霧が立ち込め、視界は50メートル程度だ。昨晩は五月下旬では28

年ぶりという10センチの積雪で交通がストップした。道路の両端に、除雪車がかき分け

た残雪があり、直前を走る冷凍箱車に追随する。それでも清水町まで下ると、霧は消え

新緑が色鮮やかに甦ってくる。清水町の入口で「和風レストラン潮」に入り昼食タイム。

  鹿追山菜そばと天丼のセットを注文する。店内ホール、トイレなど清潔感がある。

 こういう店は、味の裏切りはないはず。なるほど味は抜群で期待通りの昼食をとった。

  通過地の鹿追町で、神田日勝記念館に立ち寄る。未完の馬(ベニヤ板2枚)の絵は、

馬の目を見ればよく解る。農業を営みながらの創作は多分つらかったろう。

  強いはずの農耕馬の眼は虚ろで、氏の内面を見事の表している。燃焼しきった画家であれば

別だが、32才8ケ月で逝った氏の生き様を、豪快で緻密なそのナイフタッチを鑑賞し、人生とは?

仕事とは?…の迷路にはまり込んでしまった。

 さらに進むと、農道特有の 号、線と広大な大地を四角形に区画されている道路が続く。

 ナビを頼りに芽登の町まで到着した。芽登から留辺蘂方面に舗装道路を進行すると「芽登温泉入口」

の立て看板が見えた。無舗装の道路を4キロほどの目的地に向かう。

 ヌカナン川の橋を渡ると目前に芽登温泉がある。川は雪解けで増水し流れがきつい。

 芽登とは「メット」(山奥)の意で、北海道の地名は大体アイヌ語が原語。

 漢字は当て字だ。お湯は毎分230リットル自然湧出しているだけに湯量が豊富で、ドンドン

掛け流している。混浴の大露天風呂や、部屋から見える桜が満開で、桜見物をしてい

ると、木の下に三頭のエゾシカがわれわれを歓待?し、そろって迎えてくれた。

多分、鹿家のご家族様なのだろう。夜半にも露天風呂に入浴中、一頭の鹿が露天の掛け流し湯

を呑みにきていた。効能があるからだろう。湯は、まろやかでツルツル…しっとり感があり、

塩別のつるつる温泉と甲乙つけがたい。今晩こそ目が覚めたら何回でも入浴しようという誘惑に

駆られる(実入浴5回)。翌日、東藻琴の壮大な芝桜公園を観て帰路につく。全行程775キロ。

 チョットきつかった。


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