北海道選奨土木遺産カード |
選奨No.32 |
名称:旧北炭幾春別炭鉱・錦坑の炭鉱施設群 カード:2018年3月31日/見学・撮影日:5月11日 |
所在地 |
三笠市幾春別錦町1丁目 三笠市立博物の下記カード配布場所裏手の三笠ジオパーク内 |
竣工年 |
大正9年(1920年) |
選奨年 |
平成25年度(2013年) |
選奨理由 |
旧北炭幾春別炭鉱・錦坑の炭鉱施設群は、北海道内現存最古の立坑櫓を含む立坑や坑口等、 |
北海道開拓の原点である石炭産業を土木技術が与えたことを示す貴重な遺構群であります。 |
沿革や緒元 |
錦坑立坑:高さ約10m,深さ195m,内径4.5m |
形式 |
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カード状況 |
配布再開 2017/12/26 |
カード略号 |
B=橋梁/D=ダム/H=港湾/Rd=道路/Rv=河川/Rw=鉄道/P=発電/W=水道/O=その他 |
配布場所 |
三笠市幾春別町1丁目212-1 三笠市立博物館 (01267-6-7545) |
カードに関する問い合わせは三笠ジオパーク推進協議会(01267-2-3997)まで |
カード |
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メモ |
炭鉱施設として全国初の土木遺産に選定された。 |
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大正9年(1920年)開鉱し、1957年閉山。現存の立坑としては道内最古。 |
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一連の炭鉱施設が現存している点が極めて貴重である。 |
写真集 |
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旧幾春別炭鉱 |
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錦坑立坑櫓 |
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道内に現存する立坑櫓では最古のもので、櫓の高さが約10m、地下約215mの深さがあり |
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櫓の鉄骨には「SEITETSUSHO YAWATA」と記されており、九州八幡製鉄所で製造され |
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たものを使用している。 |
立坑捲揚室と付属建物 |
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立坑捲揚内部 付属建物 |
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三笠ジオパーク |
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ジオサイト |
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案内板 |
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旧錦坑坑口 |
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幾春別層の石炭層は、ほぼ垂直に立っていて坑口から約197m下がった深部には炭層に |
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沿っていくつもの坑道が延びていた。(最深部は450m)この坑道は錦立坑とつながって |
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いて、運び出され原炭は石やズリを取り除き、選炭場へと運ばれた。 |
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ジオパーク内には強烈な硫黄の臭いが充満し、ブロックで密閉された旧西湖坑口から流れ |
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出る白濁した多量の水は硫化水素を含んだ冷鉱泉で、適温に沸かせば硫黄泉だ。 |
黒いダイヤ |
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石炭 |
露頭した石炭 |
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石炭は、主に河川周辺の湿地に生息していた植物が地中に埋没し、長い時間をかけて高い |
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温度と圧力により変質した燃える岩石だ。 |
断層 |
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垂直な地層 |
地層や岩石に割れ目が生じ、それを境に両側に食い違いができるもの、または割れ目。 |
ここではそれを目の当たりにできる。 |
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狸掘りの跡 |
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川辺や湿地の植物が地中に埋没した炭石は平坦であるが、上記断層欄のような大地の動き |
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により炭層が垂直に延びたもの。 |
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地表に見える石炭層などを追って掘り進む採掘方法で、タヌキの巣穴に似た不規則な |
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トンネルが作られることからこのように呼ばれた。 |
幾春別層 |
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三笠層 |
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旧森林鉄道跡 |
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桂沢の奥地で伐採された良質な木材を運び出すために昭和13年(1938年)から昭和31年 |
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(1956年)まで運行した鉄道の鉄橋跡。 |
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神泉隧道 |
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