お陰様で、生かされている日々を、丁寧に過ごしています。ご縁に感謝します。

作家、看護師の岡本理香、肺がんの母を看取り、自身のリンパ性白血病ステージⅣ診断。活動休止、コツコツ療養しています。

今日、いや今、そう今、目の前にある、いいえ、足元にある波に乗ればいい

2010年04月15日 | 
すこぶる宜しい。

「今日はすっきりしてるね」と、私の髪を触り、顔を撫でる母。
はっきりとした口調。
よく言葉が出るわ出るわ。

立位時、私への負担が半減している。

今日は6時間在宅。
手を握って離さない。

高低の波に乗りながら、進んでいくのだろう。
今日、いや今、そう今、目の前にある、いいえ、足元にある波に乗ればいい。
無理して乗らなくてもいい。

波が来てから、その波を知ればいい。
それだけ。
そう今を知るだけ。

腰や首が痛い痛いと言う母も、浴槽に浸かって穏やかに。

「どうやってお風呂入ってるんや?」と訊かれる。

「企業秘密です」(笑)


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