お陰様で、生かされている日々を、丁寧に過ごしています。ご縁に感謝します。

作家、看護師の岡本理香、肺がんの母を看取り、自身のリンパ性白血病ステージⅣ診断。活動休止、コツコツ療養しています。

ざわざわルームでの交流

2010年06月29日 | 摂食障害
遠方から有難い。
面談という形の交流。

20歳代本人さんとお母様。

そう言えば、
2008年4月15日朝日新聞夕刊に掲載
ざわざわを知った。
http://www.eonet.ne.jp/~kokorozawazawa/nporadio.htm

「この娘、もう回復だと思っています」
と素晴らしい母様の言葉。
遠方から母親の集いも毎回参加。

「私自身の勉強になるんです。自分のために来ています」
と素晴らしい母様の言葉。

彼女。
最初は、私の顔を見ると泣いた。メールも。
怖くて怖くて。

成長したよな~
素晴らしい成長ぶり。

この母様は言わない。
「理香さんは、子供がいないから、母親の気持ちが分からない」
と。

この方もとっくに抜けていますよという位置にいらっしゃる。

お母様方の言葉は貴重。
どの位置にいらっしゃるかが伝わってくる。


アイディンティティの確立を投げかけるざわざわのことをきちんと掴んでらっしゃる方は、
他者をあ~だ、こ~だと言わない。
ここが凄い。

視線の向きが定まっている。
ここが凄い。

「自分を知る」
ざわざわのテーマ。


30歳代の本人さん。
一人で、ご主人と。
毎週お越し下さる。
1年前。
純粋無垢。

今は、「しんどい、もやもやする」
と言える彼女は素晴らしい。

「ほんまうちは頭悪いわ、成長せ~へん」
と言える彼女は素晴らしい。

自分を知るの積み重ね。
家事、自分の為に動いている感覚を知り始めた。
お風呂にも入るようになった。

友人関係の愚痴を言えるようになった。

症状の話をしなくなった。

表情が出てきた。

出逢った頃は、2歳児。
今は、思春期に入った頃かな?

1年間メール療法を欠かさず、セミナーにも積極的に参加。
参加すると、何かが違うそうだ。

それが何かは分からないけど。
と言える彼女は素晴らしい。


自分を知る。
アイディンティティの確立への階段を上る必要があることを知った彼女。
そして、自分の足で上がるんやねと掴んでいる。


まさしく育児。いや育自。

ママから掴んだものを、私はしっかり自分流に活かしています。

私は、私。
この感覚。

自分が自分を知ってあげること。
自分の傍にいつもいるのは、間違いなくこの自分です。