お陰様で、生かされている日々を、丁寧に過ごしています。ご縁に感謝します。

作家、看護師の岡本理香、肺がんの母を看取り、自身のリンパ性白血病ステージⅣ診断。活動休止、コツコツ療養しています。

高嶺の花を羨むより、足元の豆を拾え

2010年04月18日 | 
自分を知る時間。

諸々の山を乗り越える。
他者の話を聴く姿勢は必要でもあるが、それを自分に投げかけ、自分流にどう活かしていくかが大事。

他人事だと、誤魔化し続けていると、活かすという能力は眠ったまま。

「高嶺の花を羨むより、足元の豆を拾え」

自分の足元を知っている人は、本当に強い。
ぶれない、焦らない。

今、一番、何が、問題か?
今、一番、何が、望みか?

時間軸を、今に、定める。
これができるのが大人。

思い込みを捨てるという難問に取り込もうとすると出来ない。
思い込みをしている自分を知るだけで、実は成長する。

苦悩というものは、その個人のものであり、他人が分かってあげようとするから、ややこし。無理だ。

自分の苦悩と言われるものを誤魔化し、それらから逃げるために、他人の苦悩に目を向ける。

個々の苦悩は、個々が苦しみ悩むからこそ意味があるのだ。

日により、母の表情が大きく変化する。

体中が痛いと言う。
私には「心が痛い」と聴こえる。

母の葛藤。

母が一番嫌がっていた「その現実」が、今。

私には「現実」であるだけ。


私は、自分の足元の豆しか知らない。
私は、自分の足元の豆しか拾えない。

それが「現実」である。

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