8月9日(土) 対戦相手:男の子
川崎市
小児科クリニックさんでのバルーングリーティングです。今日も沢山の小さな笑顔に出会えました。ご覧頂いた皆様、
ありがとうございました!
病院やクリニックさんがどうしても苦手な子っているんです。以前来た時に注射や、検査で喉の奥に棒を入れたなどの経験は、早々克服出来るものではありませんね。
診察室から出てきた時にギャン泣きしてるお兄ちゃん。弟くんはケロっとしてて
「ちゅうしゃ、へいきだったよ。」
と報告してくれる向こうでお兄ちゃんはママに慰めてもらっております。
そんな時は風船さんの登場だよ。
2つ動物を作って泣き叫んでるお兄ちゃんの前に出して
「こんなの作ったよ。お兄ちゃん、どっちがいい?」
横から弟くんが手を出して先にもらおうとしますが、ママも援護射撃で
「今日はお兄ちゃんが先ね。」
そして、選ぶ事に夢中で
泣くのを忘れてました…。
これぞ、風船さんの存在意義ですよ。真骨頂ですね。
ところが風船さんでもどうにもならない事もありまして、別の男が診察室に入るのを嫌がっております。先にバルーンを渡し、その瞬間は上機嫌でしたが、診察室のドアが開き
「どうぞ〜。」
名前を呼ばれてからは、足が前に進みません。ママが男の子の手を取って
「今日はね、イタイイタイは無いから。」
と説き伏せますが、男の子の足は根っこが生えたようにその場から動きません。ママは再三促します。ついに男の子は、中に入りたくない理由を口にし出しました。でも、多少の言い訳では通用しませんね。診察がオールキャンセルになるような、ものすごい言い訳が必要なのです。それはかなりハードルが高いよね。
で、男の子の口から出た言葉は
「お腹すいたーっ!」
本人は必死です。すごく伝わってくるのです。ただ、男の子はこの台詞がそんなに強くないって事に気づいていません。
「おなか、すーいーたーっ!!」
ママは冷静に
「終わったらご飯食べようね。」
「おーなーかー!すいたのーーーーっ!」
その声は無情にも診察室に消えていきました。
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