間もなくAFT色彩検定3級、2級の試験日ですね。
頑張ってますか~?
エクリュでは、明日20日が3級対策直前講座最終日です。
1級の試験は、11月11日、1級2次は12月16日ですね。そろそろ準備を始めておかないとね。
今回配色のところで、混乱する「ナチュラル配色」と「コンプレックス配色」について、
解説してみます。
「家庭菜園日記」様より
この写真を見てください。
太陽の光があたったところは、明るく黄緑に、影の部分は暗く青緑になっていますね。
自然界では、明るい色の方が黄みに寄って見え、暗い色の方が青紫に寄って見えます。
この法則を「色相の自然連鎖」といい、自然な色の見え方なのです。
西川著「色彩検定テキスト&問題集」3級P28
色彩調和論の中に、「なじみの原理」(ジャッドの調和論の一つ)というものがあります。
自然界に見られる色のように、人が見慣れたなじみのある配色は調和する。
明るい色を黄みよりに、暗い色を青紫寄りにした色の組み合わせは、私達の目にはとても自然で、
なじみのある配色になります。
これが「ナチュラル配色」(ナチュラルハーモニー)
=
ところが、その反対に、あえて自然の見え方に逆らって、明るい色を青紫寄りに、暗い色を黄み寄りに
配色すると、見慣れない感じで違和感があるけれど、斬新な配色になります。
=これがコンプレックス配色(コンプレックスハーモニー)
西川著「色彩検定テキスト&問題集」2級P71より
この配色はたまに使うから、斬新で目新しくモダンに見えたりしますが、多用は禁物!
もともと不自然な配色で、私達の目には違和感があるのですから!
と言って、はたと考えたのが、、、、最近の子供たちはどうなんだろう???
自然の中で暮らすことが少なくなった人々、、何が自然で何が不自然なのかわからなくなっていないだろうか?
自然の中にいると、五感が磨かれます。
小さいころに自然に接してきた人は、クリエイティブな才能が伸びる可能性が高いけれど、そうでなければ、ガチガチの理論の中(マニュアル)でしか生きられなくなってきているのではないだろうか?
かの、アントニオ・ガウディの名言
「芸術におけるすべての回答は、
偉大なる自然の中にすべて出ています。
ただ私たちは、その偉大な教科書を、紐解いていくだけなのです。」
余談ですが、
彼の作品は、曲線で作られています。自然界には直線はないからです。
(直線というのは怖いもの=稲光や、蜘蛛の糸など)
ワインソムリエで世界1位になった田崎真也さんは、幼いころよく森の中へ行ったと聞きました。
きっと、そこにはいろんな自然の香りがあったでしょう。
それが鋭い嗅覚となり、さらにそれを細やかに多彩に表現する能力となったのではないでしょうか?
話がそれましたが・・・自然界の色から考えた配色論でした。
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