もっとオゾン層破壊の警告を

成層圏オゾン、なくなった　衛星観測で破壊を確認 (共同通信) - goo ニュース

つい先日も，成層圏オゾン層の楽観的な（５０年ほどで回復という）記事が報道されていた。このことについては，すでにこのブログでも取り上げたが，オゾン層破壊は当分（２０年以上も）どんどん進んでいくのである。

のどもと過ぎれば，なのか最近はフロンによるオゾン層破壊の問題は地球環境問題としてもインパクトを欠いている感がある。最近のフロンの取り扱いは，オゾン層破壊物質と言うより，温室効果ガスとの取り扱いが重要視されている。

この記事にもあるように，地球温暖化が進めば，成層圏の寒冷化がおこり，春先のオゾン層破壊反応の規模が大きくなる傾向になる。これまでは，北極での規模の大きいオゾンホールはほとんど観測されてはいなかったが，これからはどうか判らないはずである。

たしかに，フロンによる成層圏オゾン層破壊については，取りうる限りの対策は講じたのかもしれない。しかし，成層圏オゾン層は，今も破壊され続け，その規模は年々拡大していることの事実をもっと社会は関心をもつ必要がある。

オゾン層破壊による影響についても観測が続けられなければならない。




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