NPO法人静岡県環境カウンセラー協会

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[会報4号] 1枚のデータから(シリーズ第2回)

2004年09月13日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.4
1枚のデータから(シリーズ第2回)
事業者部門 河島義郎/富士宮市
第2回 古紙利用拡大の経済性試算
                   

古紙回収、紙のリサイクルに取り組んでおられる企業や市民は年々多くなっています。古紙の利用率は100%が究極の目標なのでしょうか?上記のデータは、古紙の利用率が高くなりすぎると紙の製造コストが増加することを示しています。一般に製造コストと環境負荷は正の相関があると考えられます。したがって、上記のデータからは、古紙利用率が高くなりすぎると環境負荷は大きくなると言い換えることができると考えます。すなわち、環境を悪化させるわけです。現在の日本国内における古紙利用率は58%程度ですので、適正な範囲にあると思われますが、あまり古紙利用率が増加すると環境に逆効果になることが想定されます。古紙を利用することは、ものを大切にする、という観点ではプラスの評価ができますが、度を越さないようにするべきではないでしょうか?
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