NPO法人静岡県環境カウンセラー協会

静岡市葵区追手町10 新中町ビル 222 (2階)
tel.054-205-8083 fax.054-205-8096

[会報4号] 特定非営利活動法人の認証取得

2004年09月13日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.4
環境カウンセラー通信 しずおか
  特定非営利活動法人 静岡県環境カウンセラー協会会報 第4号
    発行日 2004年 9月13日

特定非営利活動法人の認証取得
 さる8月25日(水)、ふじのくにNPO活動センターにおいて、当カウンセラー協会が特定非営利活動法人(NPO法人)として、認証されました。9月1日には登記を完了しました。
      認証式にて(写真をクリックすると拡大します)

[会報4号] 理事長のことば

2004年09月13日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.4
理事長のことば
       理事長  兼子 博吉
私どもの協会は、平成12年3月会員数53名をもって設立した小さな任意団体でありましたが、会員の努力や関係の皆様方のご指導・ご支援に助けられ今日まで頑張って参りました。
 お陰様で事業運営も順調な道をたどる中で、会員の数も年々増加の一途にあり、現在65名となりました。こうした状況の中で、今後とも県民の皆様に愛され信頼される団体としてさらに発展し、活動の輪を広げていくためには、かねてより懸案となっておりました「特定非営利活動法人の認証取得」が、今日では必要条件となっております。このような状況に鑑み、4月27日に設立準備総会を開催して協会としての意思決定を図った上で、設立の手続きを進めて参りました。
 このたび授与されました「認証書」は私ども会員の意思と希望と努力の結晶が詰まった心の証であります。この認証により9月1日登記を完了し、晴れてNPO法人として新たな協会の誕生を見たのであります。今までご支援いただいた多くの皆様に感謝いたします。
 これから当協会は、NPO法人として新たな段階へと入って参ります。前途多難な厳しい道を歩むことにもなると思いますが、会員各位の結束と弛まぬ努力によって明るい未来を築いて参りたいと考えております。会員各位には、かかる趣旨をご理解の上、なお一層のご協力をお願いいたします。
  証書の写真(写真をクリックすると拡大します)
  


[会報4号] 平成16年度環境カウンセラー研修のお知らせ

2004年09月13日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.4
平成16年度環境カウンセラー研修のお知らせ
                                             事務局
すでに会員の皆様へは、郵便にてお知らせが届いていると思いますが、念のためにこの誌面でお知らせいたします。平成15年8月の環境カウンセラー登録制度実施規定の改正により、今年度より2種類の研修が実施されます。


○新規登録者向け研修実施要領
[ 対象者]平成13年度から平成15年度までに登録された方(登録番号が2001,2002,2003で始まる方)で、これまで環境カウンセラー研修(以下研修という)を受講していない方が受講することが望ましい。
注1) 平成13年度登録者(登録番号が2001 で始まる方)でまだ研修を修了されていない方は、今年度の研修を修了しないと登録の更新が出来ませんので御留意ください。
注2) 定員に余裕のある場合は、既に研修を修了している方も受講できます。既に研修を修了している方は、申込書の欄外に修了した研修の開催年度及び会場名を明記して下さい。
実施日 12 月6日(月)
国立オリンピック記念青少年総合センター
申し込み締め切り 10/1(金)
○専門研修実施要領
環境カウンセラー研修を既に修了している方で、研修で取り上げるテーマについて一定の知識を有し、その分野において活動を行っている方が受講することが望ましい。
  受講は義務ではありませんが、自らのニーズにあった研修を積極的に受講することが望ましい、とされています。
実施日 11月1日(月)
国立オリンピック記念青少年総合センター
東京都渋谷区代々木神園町3番1号
TEL:03-3467-7201
申し込み締め切り 10/1(金)

(他の会場の日程等については、郵送資料または日本環境協会のHPをご覧ください)

[会報4号] 平成17年度環境カウンセラー募集

2004年09月13日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.4
平成17年度環境カウンセラー募集

                                                 事務局

現在、平成17年度の環境カウンセラーを募集しています。会員の皆様の同僚、友人、知り合い等の方々に応募をおすすめください。そして、当協会の仲間をふやしましょう。

申請受付期間(募集期間)
平成16年9月1日(水)~9月30日(木)
募集要項等は、日本環境協会のHPをご覧いただくか、静岡県環境カウンセラー協会事務局へお問い合わせください。

[会報4号] 産業廃棄物の講習を受講

2004年09月13日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.4
産業廃棄物の講習を受講
    
事業者部門 目黒輝久/富士市
 
7月12日(月)に産業廃棄物の講習を東京で受講してきました。
 正式名称は「産業廃棄物又は特別管理産業廃棄物処理業の許可申請に係る講習会(更新用)収集・運搬課程」という長いものです。目的は、私の所属している会社が産業廃棄物と特別管理産業廃棄物の収集・運搬の許可を受けており、その更新が今年と来年にかけてあります。この更新の時に会社役員がこの講習を終了していることが条件のひとつになっているためです。
 このときの開講挨拶の中で、東京都環境局廃棄物対策部廃棄対策課課長がエコアクション21について言及されていたので紹介します。
 いわゆる産廃処理業は玉石混交の状態が現状であり、不法投棄をはじめとして様々な問題がある。その中で優良産廃処理事業者として選定されるには環境管理システムを持つことが必須となってくる。環境管理システムにはISO14000が有名であるが、中小の事業者でこれを取得し維持するのは人的、コスト的に大変なものがある。いま、環境省で中小事業者を対象とした簡易版環境管理システム「環境活動評価プログラム-エコアクション21」を作り普及に乗り出している。これは中小事業者も大きな負担になることなく十分に使える環境管理システムであり、大いに取得をして取り組んでほしい。
以上のような内容で約200人の受講者に紹介をされました。
 私の関係する産廃処理事業者は、環境管理システムを”ゆくゆく”どころか、ここ数年のうちに取得したいとの話をしておりISO14000への関心は高いが、人的コスト的に大きな不安があるためすぐに取得へは動けないようです。このようなISO14000しか知らない事業者へエコアクション21を紹介し、取得の方向に向けることが重要と思います。さらなるエコアクション21の宣伝が必要と感じます。

[会報4号] 環境教育推進法が全面施行

2004年09月13日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.4
環境教育推進法が全面施行

事務局 
「環境の保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律」が平成15年7月に成立しました。この中で、国が、国民、民間団体等が行う環境の保全に関する知識及び環境の保全に関する指導を行う能力を有する者を育成し、又は認定する事業(以下「人材認定等事業」という。)を登録する制度が規定され、これについては、平成16年10月1日から施行されることとなっています。この登録については、環境大臣、文部科学大臣、農林水産大臣、経済産業大臣及び国土交通大臣の5大臣が主務大臣とされており、これら5省による共同の主務省令により登録制度に関する規則を定められます。
人材認定等事業登録制度の効果


環境の保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律
(平成十五年七月二十五日法律第百三十号)
第十一条 環境の保全に関する知識及び環境の保全に関する指導を行う能力を有する者を育成し、又は認定する事業(以下「人材認定等事業」という。)であって主務省令で定めるものを行う国民、民間団体等は、当該人材認定等事業について、主務大臣の登録を受けることができる。
2  前項の登録(以下この条及び第十三条から第十五条までにおいて単に「登録」という。)の申請をしようとする者は、主務省令で定めるところにより、次に掲げる事項を記載した申請書を主務大臣に提出しなければならない。
一 氏名又は名称及び住所並びに法人その他の団体にあっては代表者の氏名
二 人材認定等事業の内容
三 その他主務省令で定める事項
3  略
4  主務大臣は、登録の申請に係る人材認定等事業が次の各号のいずれにも適合していると認めるときは、その登録をしなければならない。
一 基本方針に照らして適切なものであること。
二 環境の保全に関する知識及び環境の保全に関する指導を行う能力を有する者の育成又は認定を適正かつ確実に行うに足りるものとして主務省令で定める基準に適合するものであること。
5~8  略
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[会報4号] 雨と水の季節に

2004年09月13日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.4
雨と水の季節に
市民部門 小関 幸子/裾野市
 
今年7月の新潟豪雨、福島県田子倉湖上流での土砂崩れ、新潟県湯之谷村での雪渓の崩落の3件は、それぞれ人命に関わる事故となっていて、その発生場所は80km四方に収まる範囲で起こっています。決壊した刈谷田川の源流となる守門岳と湯之谷村の荒沢岳は南北直線に40kmの距離にあり、その結んだ線から田子倉湖までは15kmという距離でしかありません。新潟豪雨前夜の天気予報では、はっきりと新潟県から福島県にかけて雨雲がおおっている予測画面を出しており、これは来るな、という感じの強い印象を持ちました。いつもは当たるも八卦、当たらぬも八卦という見方をしがちな天気予報ですが、今年ほど同じパターンを繰り返して豪雨、暴風に襲われると、当たらないかも、とは思えなくなっています。
 昨今、地球温暖化防止がらみで、森林のCO2吸収効果ねらいから、「森林」がそこここでクローズアップされてきています。森林が持つ機能に、雨水を溜めて徐々に吐き出す水は川の源流となる、という項目がありますが、今回の降雨量は集中度から森林に染み込む許容量をはるかに超えたため吐き出されたもので、降雨量と森林の保水機能の限界を知るという課題を与えられたものと思われます。今年2月には、静岡県東部山沿いで積雪があり、北側に公道のある我家では翌日の日中に溶けきれなかった積雪わずか3cmを夜間凍結の前に取り除こうと水をまいて溶かしました。約1時間、水を出しっぱなしにしていたので、風呂のシャワーより強めに出していたとして、1分間15Lとして900Lの水(風呂桶3杯分)を使い、間口13m、幅1m、高さ3cmで0.39m3、約400Lの雪を溶かしたということになりました。たとえ、例年みごとな雪渓を見せる残雪で、日常の常識から推測すれば危険極まりない場所であると判断しなければならない場所に、あえて近づく人間の持つ自信とは、かくも命を守る本能を超越しているのかと思い知らされます。
 「環境」が「問題」となったとき、何か特別な能力を持って取り組む課題となってしまったような昨今ですが、生命に関するリスクマネジメントは誰にでも必要最低限出来なければならない訳で、野山に出かける人は特に自然の驚異を忘れない事を自覚したいものです。「環境」を正しく捉えることの意義が、まず生きることにありたいものです。
 もし、同じ降雨量が富士山周辺にあったらどうなるかと、つい考えてしまいますが、希望的観測の域を出ませんが、富士山麓は全部吸収し、三島楽寿園の小浜池および周辺湧水群はたちまち満水になると思われ、富士山はえらい、ということになるのではないでしょうか。裾野市(市民)は何もしないと公言してはばからない某団体は、富士山麓に植樹をし、各家庭が節水をすれば湧水量を取り戻すことが出来ると、機会あるたびに発言されています。日本一水道代が安い沼津市と、雑誌広告に大書される富士山麓は、家庭向け上水道事業は順調です。行政の立場からは、上水が売れなくて困る事になるわけです。        今年明らかになったもうひとつの事件で、温泉が実は水道水やただの井戸水だった事件がありました。温泉量には限界があると思うことというのが専門家の見解です。地下水だって限界があると考えるべきと思いますが、富士山麓の地下水の本当の構造は謎のままで、県も市町村も事業者にとっても、それはアンタッチャブルのことのようです。富士山の裾野をそっとめくって見たいものです。「小浜池を常時満水に」をライフワークに定めて活動をしていきたいと思っています。多くの方々のお知恵を拝借したいと思います。よろしくお願いします。

[会報4号] 1枚のデータから(シリーズ第2回)

2004年09月13日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.4
1枚のデータから(シリーズ第2回)
事業者部門 河島義郎/富士宮市
第2回 古紙利用拡大の経済性試算
                   

古紙回収、紙のリサイクルに取り組んでおられる企業や市民は年々多くなっています。古紙の利用率は100%が究極の目標なのでしょうか?上記のデータは、古紙の利用率が高くなりすぎると紙の製造コストが増加することを示しています。一般に製造コストと環境負荷は正の相関があると考えられます。したがって、上記のデータからは、古紙利用率が高くなりすぎると環境負荷は大きくなると言い換えることができると考えます。すなわち、環境を悪化させるわけです。現在の日本国内における古紙利用率は58%程度ですので、適正な範囲にあると思われますが、あまり古紙利用率が増加すると環境に逆効果になることが想定されます。古紙を利用することは、ものを大切にする、という観点ではプラスの評価ができますが、度を越さないようにするべきではないでしょうか?
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[会報4号] 企画・会報編集委員会が発足

2004年09月13日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.4
企画・会報編集委員会が発足
今年度の事業計画にありますように、今年度の会報より編集委員会が編集・発行の任にあたります。
 会報の編集・発行に加えて、協会の事業等の企画立案も担当することになり、企画・会報編集委員会として発足いたしました。メンバーは以下のとおりです。

編集委員長  河島 義郎(事業者部門/富士宮)
編集委員   佐々木勝臣(事業者部門/磐田)、小関幸子(市民部門/裾野)、
日下文博(事業者部門/藤枝)、中村 央(事業者部門/磐田)
(アドバイザー  専務理事   矢木 格(事業者・市民部門/静岡))

     どうぞよろしくお願いします!!
      
向かって左より、日下、佐々木、小関、河島、矢木、中村です。
(写真をクリックすると拡大します)

[会報4号] “しずおか環境・森林フェア”のブースの展示アイデア募集!!

2004年09月13日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.4
  “しずおか環境・森林フェア”のブースの展示アイデア募集!!
 今年の環境・森林フェアの静岡県環境カウンセラー協会のブースでは、昨年までの「環境相談コーナー」の趣きを変えて、来場者の皆様がもっと楽しく参加できる仕掛けにしたいと考えています。
 会員の皆様から、展示のアイデアを募集します。FAXやEメールでお寄せください。

 しずおか環境・森林フェア 10月22日(金)23日(土)24日(日)
               10:00~17:00 ツインメッセ静岡

別途、会員の皆様へ説明員等のご協力のお願いの通知を発送する予定です。

[会報4号] メーリングリスト開設のお知らせ

2004年09月13日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.4
メーリングリスト開設のお知らせ
企画・会報編集委員会 
 会員の皆様への連絡を容易にするために、Eメールアドレス保有者の皆様を対象に、メーリングリストを開設しました。
アドレスは、ecas@yahoogroups.jp  です。
皆様、ご活用ください。このアドレスを宛先にすれば、Eメールアドレスをご連絡いただいているすべての会員の皆様へ送信されます。Eメールアドレスをお持ちの会員の方で、まだアドレスを事務局へご連絡いただいていない方や新たにメールアドレスを取得された方は、ぜひご連絡ください。皆様の個々のアドレスは表示されませんので、個人情報は保護されます。受信したメールへの返信は、該当メールの送信者(差出人)だけでなく、全員へ送信されます。

[会報4号] イベントのご案内

2004年09月13日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.4
イベントのご案内
○ 岐阜まるごと環境フェア2004          岐阜市 長良川国際会議場
廃棄から循環への道しるべ バイオマスシンポジウム岐阜
9月24日(金)10:30~12:00 基調講演
・ バイオマスと産業活性化 経済産業省新エネルギー対策課 課長 荒木由季子氏
・ トヨタのバイオマス戦略 トヨタ自動車㈱バイオ・緑化事業部 部長 築島孝三郎氏
9月24日(金)13:15~15:00 パネルディスカッション テーマ「生分解性プラスチックで築く環境都市」
9月24日(金)15:30~18:00 研究発表 テーマ「環境都市への道筋 廃棄物活用研究の最先端」
9月25日(土)10:00~11:40 パネルディスカッション テーマ「バイオマスは社会を変える 環境都市への展望」
9月25日(土)13:00~16:15 基調講演 北野 大氏「地球環境を救う新しいライフスタイルへ」
               パネルディスカッション 「環境都市の未来を語る」
問合せ先:岐阜まるごと環境フェア実行委員会 TEL 058-265-4141(内6243)

○ 環境教育ミーティング中部2004inのりくら
10月1日(金)・2日・3日                 国立乗鞍青年の家
  申し込み・問い合わせ先:eemc2004@yamazato.jp http://www.yamazato.jp/eemc/index.htm
TEL 0577-68-2300

[会報4号] 編 集 後 記

2004年09月13日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.4
                 編 集 後 記
・NPO法人認証後初の記念すべき会報となりました。また、会報編集委員会発足後の第1号にも
なりました。5人の委員の知恵を集めて、従来よりも新規性にあふれた誌面の構想が出来上がった
のですが、猛暑で皆様の筆の走りが悪かったためか、原稿の集まりが今ひとつでした。
次号からは、役員、会員の個人紹介の欄を設ける予定です。皆様のご協力をお願いします。
                                        (河島)
◆ 発行 特定非営利法人 静岡県環境カウンセラー協会  
(連絡先)静岡県静岡市追手町9-6 静岡県環境保全協会内
◆ 発行責任者 矢木 格       TEL 054-254-9663