NPO法人静岡県環境カウンセラー協会

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特定非営利活動法人(NPO法人) 静岡県環境カウンセラー協会設立記念式典報告

2005年01月28日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.5
特定非営利活動法人(NPO法人)
     静岡県環境カウンセラー協会設立記念式典報告

            佐々木勝臣 事業者部門/磐田市

平成16年9月13日(月)もくせい会館において、表記の記念式典が環境省はじめ多数のご来賓のご臨席を賜り記念式典、引き続き、講演会、記念環境交流会が行われました。次に記念講演会の概要を報告します。

Ⅰ. 環境保全活動・環境教育推進法と環境カウンセラーの役割について
環境省総合環境政策局 環境教育推進室長 渋谷 晃太郎 (写真)(写真をクリックすると拡大します)

・環境の保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律について

持続可能な社会の構築のために、環境保全活動、環境保全の意欲の増進、環境教育に向けて、基本理念、各主体の責務、基本方針、各種支援施策、国民の健康で文化的な生活の確保について説明(会報第4号にも掲載)

・環境カウンセラーに期待される役割について

最近の活動状況、登録制度の変更点等について説明


Ⅱ. 市民参画による循環型社会の創造
名古屋大学大学院 環境科学研究科教授 柳下 正治

増加を続ける廃棄物と、投棄場所の確保が困難な名古屋市において、廃棄物の減量化に向けて、「市民参加による循環型社会の創生に関する研究」として、複数の解決案を提案し、市民会議により決定する手法について説明。
この参加型会議による合意形成手法の概要は次のようなものです。

・参加型会議は1980年代に欧米でコンセンサス会議、シナリオワークショップ等として開発されたもの。

・遺伝子組み替え技術、脳死問題等の新しい技術のあり方、持続可能な都市・交通等をテーマとして実践。直面する問題への社会の選択や合意形成に向けた手法。

・日本でも「遺伝子組み替え食品」や「三番瀬の将来」等をテーマとした市民会議が開催されている。

・価値観の多様化、見解の違い、複雑系の問題解決等に市民参加により、既存の意思決定システムを補完する。

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