私は花粉症でないと信じ込んでいましたが(というか、まだ発症してない!と思うようにしていたのが正直なところ)、とうとう、ヤラれたみたいです。
2/15の当直明けに子供たちと公園で遊んでいたら、鼻水と目の痒みがひどい。。。まだ尾を引いています。
海老名は丹沢からの花粉が直撃し、ここに赴任して発症した先輩達が多いのですが、私もついに仲間入りです。
ところで、今朝ラジオで無花粉スギのニュースを聞きました。
富山県森林研究所が技術開発した花粉が飛ばないように品種改良されたスギで、種子から大量生産させる技術が全国で初めてだそうです。
これが、全国に普及されれれば、もはや国民病とされる花粉症は激減するかも!?
悪い話ではなさそうですが、歓迎すべき解決法なのか、多少疑問がでてきます。
そもそも、現在、花粉症が全国で猛威を振るっているのは、われわれが、スギの大量植林を進めてきた結果、スギ花粉が大量に飛散するようになってきたからと考えられます。しかし、それだけが花粉症がふえている原因だとは思えません。
土の地面が減ったことで、花粉が地中に吸収されるケースが激減して、大量に飛散するようになったという話もあるし、
塵埃や空気中の様々な微粒子と結合することで、アレルギー反応を惹起させるようになった事実も知られています。
植物そのものが地球環境の変化に伴って花粉の形態や性質を変え、それが花粉症の原因となっている可能性もあるでしょう。
人間の側も、化学物質の大量摂取や生活環境の変化によって脆弱になったり、様々な自然物・人工物に対するアレルギー反応が強くなったり、ということがあるでしょう。
以上のようにスギだけが悪者ではないようですが、今あるスギを絶滅させて無花粉スギを普及させることは、人間のエゴのように感じます。
また、いずれにしても時間と手間とお金のかかることでしょうし、無花粉スギを普及させることは簡単なことではなさそうです。
こうした疑問点はありますが、花粉症の原因はスギ花粉が80%も占めているわけで、10年か20年か分かりませんがそう遠くない将来、花粉症で悩まされる人が激減している可能性もあるかも!?