りんごの日記

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元ジェンヌのお医者さま

2008-04-15 22:04:51 | 雑感
 今日の地元紙の「時の顔」は元タカラジェンヌで、この4月より信州で研修医としてスタートを切った銘苅美世(めかり みよ)さんのインタビュー記事。こんな素敵な人が私の両親が住む市で、老人介護について真剣に考える医師を志してくださるのが本当に嬉しく心強い。

 以下引用:宝塚歌劇団の華やかな舞台を降り、医師を目指して11年。16歳で宝塚音楽学校に入学。歌劇団員となったが、慰問で老人ホームを訪ねたとき、施設で働く若者を見て自らの将来を考え始めた。そのころ「老人介護に医師の協力を」と言う新聞記事を読み「厚かましいことに、じゃあ私がそういう医師になろうと思ったのです。」初舞台から3年余りで退団。大検に通ってから、東海大医学部合格まで3年半を要した。音楽学校の最初の入試も失敗。同期とは今も仲がいい。「宝塚は私の土台を作ってくれた。回り道をして本当によかったと思います。」

 いったん実社会に出た人が、大学入学を目指すのは容易なことでない。まして医学部となるとなおさらである。よほど強い意志と周囲の理解と協力があり、長期戦で構えないと乗り越えられないのではないだろうか?夢の実現に11年を要したとあるが、あきらめずに努力し続けたその姿に敬服する。並みの人にはなかなか出来ないことだ。銘苅さんについて詳しく知りたい方は次をクリックしてください。
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2002dir/n2490dir/n2490_07.htm
 音楽学校予科時代のエピソードや、医師の道を志すようになったきっかけが詳しく書かれています。

 銘苅さんが勤務するのは私の母が数年前クモ膜下出血で入院し手術を受けた病院。現在ここに私の幼なじみ(幼稚園と高校が一緒)が保健師として働いている。銘苅さんがいらして、ますます心強い。医療をとりまく環境は決して明るくないが、銘苅さんは強い思いを胸に抱いて飛び込んだ世界だから少々のことでは挫けないだろう。どうか激務で健康を害されないよう、そして素晴らしい活躍をされることを願っている。


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