りんごの日記

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The ハプスブルク (3)

2009-10-13 23:11:55 | 雑感
 今回の展覧会の目玉の1つがエリザベートの肖像画。彼女が28歳の時に描かれたもので縦3メートルにも及ぶ。数あるシシィの肖像画の中で最も有名で美しい。写真はショップで買った栞・マグネット・クリアファイル。未だに袋を開封せずにいる。このまま使わないことになりそう。

 この肖像画をかつてウィーンで見た。ホーフブルク王宮の中、フランツ・ヨーゼフの執務室近くにある控えの間に飾ってあった。(現在はウィーン家具博物館が所有している。)ゴージャスな調度品に囲まれた高い天井の部屋に架けられていたこの絵は、当時そんなに大きく見えなかったのだが、今回新美術館の展示スペースで鑑賞すると、その大きさに圧倒された。と同時に可能なら芸術品は、その作品が本来あった場所で鑑賞するのが一番理想的だなとも感じた。(難しいことではあるがーーー。)

 シシィの美貌が絶頂期の時に描かれたこの肖像画。ニクイなと思うのが見返り美人を思わせるポーズの取り方。画家と真正面から向き合っていない。このポーズがより一層シシィの類稀な美しさを強調しているように思う。シシィ自らこの角度で描くことを望んだのか、あるいは画家が注文をつけたのかはわからないが、よくある正面から描いた構図なら、平凡な作品に終わっていた気がする。
 たっぷりとした髪、エーデルワイスの髪飾り、ドレスの質感、きりりと口元を引き締めたシシィの凛とした表情など、どれをとっても完璧に近い美しさ。
 ハプスブルク家では数少ない恋愛結婚で結ばれたシシィとフランツ。彼の執務室には机の真正面に、豊かな髪をほどいた完全にプライベートな表情のシシィの肖像画が飾られている。これを見た時「皇帝フランツも普通の男性だなあ。」と感じた。それにしてもシシィの髪の長さには驚く。

 フランツが書類からふと目を上げると、まずシシィが飛び込んでくる。王宮を離れ旅から旅へと放浪を続けるシシィをこよなく愛したフランツは、せめて彼女が自分の近くにいるかのように実感できる手段として、毎日多くの時間を過ごす執務室に、フランツを始めとするごく内輪の人間しか知りえない表情のシシィの肖像画を飾った。正装姿よりもこのようなラフな服装のほうが、落ち着いたのだろうか?シシィが暗殺されたあとも、この肖像画を飾り続けたかどうかは不明だが、とにかく執務室を見学した時、フランツのシシィへの深い愛を感じた。
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2 コメント

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Unknown (zuzu)
2009-10-15 22:14:37
エリザベートのクリアファイルがあったなんて知りませんでした。
りんごさま、グッズはそのまま保存されるタイプでしょうか・・・
私はせっせと使います(^^♪
さっそくチケットホルダーも使いたいと思っています。
zuzuさま (りんご)
2009-10-15 23:27:33
 コメントをありがとうございます。クリアファイルは、一見A4の複製絵画と見間違えるような置かれ方をしていました。私も最初はファイルと気づきませんでした。

 今回のグッズ、もったいなくて使えそうにありません。

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