ときどき空ログ
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Veer & Zaaraという題名のボリウッドフィルムで、インドとパキスタンは一足お先に仲直り?

正確にはボリウッド・ロリウッド・フィルムというのかもしれませんが。

ボリウッドとは(映画ファンの方は先刻ご承知でしょうが、不肖アタクシは存じ上げませなんだ)ボンベイ(現ムンバイ)を拠点とするインド映画産業を指している。

ではロリウッドとは?
パキスタンのラホールを拠点とするパキスタンの映画産業なんだと。

日本にはそんなのがない。Tokiwoodだって?東京しか映画プロないもんね。

パキスタンは宗教上の問題でインドから独立したイスラム教の国だが、基本的に戦争状態が続いてきたことはご承知のとおり。
1965年の印パ戦争以来、パキスタンではインド映画は禁止されているが、そこはそれジャの道は蛇で、海賊版による密輸入が盛んに行われていて、すごい人気だそうだ。

国通しが仲直りする前に、とっくに映画レベルでは仲直りが進んでいて、例えば「Veer & Zaara」では、インド人の男性とパキスタン女性の恋愛物語が展開する。

しかしこの5月には初めて正式にインド映画がパキスタンの劇場で公開されるという見通しが出ている。(Intenational Herald Tribune, April18, 2005)
これはパキスタンのビジネスマンが政府に働きかけているもので、予定されている映画は「Mughal-e-Azam」という1960年製作の古いラブストーリー映画。
この映画はイスラム教の伝統を表現しているとのこと。

一方、インド映画のトップディレクターであるマヘッシ・バートが監督をした初のインド・パキスタン共同制作映画である「Nazar(英語名Sight)」が5月には封切られることになりそうだ。

この映画の中でパキスタンの人気女優であるMeeraがインド人男性にキスをしたことがパキスタン国内で大問題になって、Meeraを殺すという内容の脅迫状が送られたとか。パキスタンではスクリーンでのキスは禁止されている上に、人気女優がインド人男性にキスしたとあってはパキスタンの男達は内心穏やかではあるまい。
わかるわかる。

現実的な解釈では、インドには映画制作の技術があり、パキスタンは制作費が安く済むというメリットがあるので、両国が組めばいい映画が安くできるとも言われている。

ま、それは別として、国境をはさんでいがみ合っていた国が映画で仲良くなるのはいいことだ。

日本では韓国ブームだけど、次は中国と合作の映画を作って仲良くなれんものかね。
中国には日本人好みのすごい美女が大勢いるし、受けると思うけど。
だけど、どちらの国が女性を演じるか、男性を演じるか、は結構問題になるんじゃないか?
上に書いたMeeraはエキゾチックなすごい美女だよ。なにしろ「ロリウッドの女王」と言われているそうだ。

年齢は22歳。身長162センチ体重50キロ黒髪。マザーテレザを尊敬して、シルベスター・スタローンとジュリア・ロバーツのファンで、プリティ・ウーマンが好きというかわいい女の子だな。




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