私が朝食を食べ終わる頃、そういえばさっきからウロチョロしていたジャスミンの姿が見えない。
食器棚の上のベッドの中を覗き込んでも、不在。
たしか、食事中の私の足元を右前方から左後方に立ち去ったのが最後のような気がする。
そこで、私の寝室を探そうと部屋に入った途端に、すぐに発見。
ベッドが古墳のようにこんもりと盛り上がっていた。
ね、ジャスミン♪
今日は、霧雨が降っているような止んでいるようなはっきりしない天気。
それにしても、うすら寒い。
こんな日は家に籠るに限る。
…のだが、しまった！ 明日の朝のパンがない！
他にも色々在庫切れ。 仕方がない、車で近くのスーパーまで買い出しに行く。
帰って来ると、ジャスミンが見当たらない。
ええ“～？！ どこに行ったんだ？？ どこにも居ない。
？ え？ え！
キャッ☆♪
嬉しい～～！ 
今まで、ジャスミンがこの座布団の上で寛いでくれたことが、ほとんどない。
ロッジにはベッドだよね、と居間の奥に作ってやったベッドルーム。冬でも籠らなかったこの場所に、
ようこそ！
やはり、今日はよほど寒いとみえる。
夜になると、この頃回避されていたこんな場所にも、
居た。
寒いね、ジャスミン。 風邪ひかないでね。
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