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簿記小説:田中さんの野望第5話

2006-07-10 22:47:45 | 初めての簿記・会計のおはなし
 第5話:仕訳という名の帳簿記入

「田中先輩起きてくださいよ!」

「はっ、また寝てしまった・・」

「さっきまで、感動した~って言ってたじゃないすか」

「いや~、まあ、そんな言わんといていぇな~」

「今回は、簿記で最重要な仕訳というものをみていきます。」

「どーんど来い!!」

「まず、簿記では取引を5つの要素に分類する
        というお話しはしましたね。」

→取引を①資産 ②負債 ③資本 ④収益 ⑤費用
     に分類
       
「おお!過去の記憶が蘇ってきた~」

「そして会計帳簿は、以下のように左と右に分かれて
       います。」
     「左側を借方といい、右側を貸方といいます」
          
        <会計帳簿>
        左(借方)/右(貸方)

「なんで、分かれてるの?1つでいいじゃん!」

「それは、一度の記入で取引の原因と結果を表現するため
    なんですよ」

「なるへそ」

「そして、5つの要素では、以下のように
   どのような時に、左に書くのか、または右に書くのか
   ということがルールで決まってます。」

   簿記のルール

 取引により
①資産が増加した場合左の借方に記入
②資産が減少した場合右の貸方に記入
③負債が増加した場合右の貸方に記入
④負債が減少した場合左の借方に記入
⑤資本が増加した場合右の貸方に記入
⑥資本が減少した場合左の借方に記入
⑦収益が発生した場合右の貸方に記入
⑧収益が消滅した場合左の借方に記入
⑨費用が発生した場合左の借方に記入
⑩費用が消滅した場合右の貸方に記入

「とまぁ~こんなもんです。」

「げっ、これは覚えるの?」

「そうで~す!」
    「このルールに従って帳簿に記入していく技術が
     簿記なのですよ。」

         

「あっ、また居眠りしてる・・」
     「しょうがね~な~、続きは次回だね」

        



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