ブログで学ぶ!日商簿記検定

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複式簿記の起源

2006-09-30 14:18:35 | みんなの会計雑学講義
 複式簿記は、13世紀初頭にフィレンツェ、ジェノア、ヴェネチアなどの
イタリア商業都市でその芽が生まれたといわれています。
そして、14世紀~15世紀にはすでに形を整え、15世紀末には完成の域にまで
達していたようです。

 この複式簿記を解説した活版印刷物の中で、現存する最古のものは
1494年に数学者ルカ・パチオリによって執筆、出版された
「算術・幾何・比及び比例のすべて」という書物です。
この書物において、「計算及び記録」の章で、当時イタリアの銀行家が
用いていた帳簿記録の方法として複式簿記が紹介されています。

ところで日本では、明治6年に次の2冊の簿記書によって複式簿記が
紹介されています。
1冊はお札にもなった福沢諭吉が翻訳した「調合の法」
もう1冊は海老原斉・梅浦誠一が翻訳した「銀行簿記精法」です。
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エリートばかりじゃ、いい教材はできないの!

2006-09-28 14:25:28 | ☆専任講師の日記
「エリートばかりじゃ、良い教材はできん!」

 簿記の講師をする人には、大きく2つのタイプの人がいます。
第1のタイプ:簿記めっちゃ得意
第2のタイプ:簿記苦手~だった

 簿記を教えたり、教材をつくるにあたっては
当然に、これから簿記の勉強をしようという人が
なんの知識もなく、理解できるような内容でなければなりません。

 でも、上記の第1のタイプの講師だけで教材を作ると
これくらい分かるでしょ」という感じで、教材を作ったり
講義を展開してしまいがちになります。

 こうなると、分かる人にはわかるが、分からない人には
ホントに分からないという内容のものになってしまいます。

 だからこそ、簿記が苦手だった~という講師が必要になるのです。
自分が分からなかった経験があるので、簿記の勉強を始めたばかりの
人がどいうところでつまずくのかが、自分の経験を通して分かるのです。
また、このような講師は、受講生にたいしても、同情的です。
自分が苦労している分、気持ちがよくわかるので、親身になって
教えてくれたりするものです。

 かくも偉そうに語る私ですが、簿記が非常に苦手でした。
典型的文系人間で、暗記でなんとかやってきたものですから
簿記も同じように暗記してしまってました。

 そのような勉強法なので、当然、2級や1級に上がるにつれて
壁にぶつかってきます。
いや~あの時は本当に苦労しました。
特に工業簿記や原価計算はチンプンカンプン・・・

 まぁ、でもあの時に、苦労したおかげで
受験生がどのようなところでつまずくのかが、よく分かりますし
苦労して得られた知識というものは、一生残っているものです。

 でも、これから簿記を学ぼうとしているあなた!
すでに、簿記の勉強を始めている皆さんは、このような苦労は
しないで下さい。
どうか、効率よく、本質的を理解し、合格に必要な知識を
習得して欲しいと思っています。
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公式サイトに寄せられた質問集②

2006-09-27 14:10:39 | 簿記検定試験質問のコーナー
 日商簿記検定試験3級について
寄せられた質問の一部です。どうぞお役に立てて下さい

【Q1】
こんにちわ。
6月に簿記を受けるつもりなんですけど、講義でちょっと分からないところ
があって。。。
『岐阜商店に買掛金50円を支払うため、岩手商店あての為替手形を
振り出し、岩手商店の引き受けを得て、渡した』

っていう問題で
私は

買掛金(岐阜) 50     支払手形(岩手) 50

としたんですけど、解答は、

買掛金(岐阜) 50     売掛金(岩手) 50

となっていました。なぜなんでしょう?
教えて下さい!お願いします。

【A1】
為替手形の振出人は、為替手形を振り出すことで
岐阜商店に対する買掛金の代金を、当店が保有する岩手商店に
対する売掛金で肩代わりする方法です。

 よって、振り出した当店は、岩手商店に買掛金の代金を代わりに
払ってもらうので、代金支払義務は生じず、支払手形という勘定
はでてきません。

支払手形勘定で処理するのは、当店の変わりにお金を義務商店に
支払う義務を負う岩手商店の方です。
そして、当店は岩手商店に対する売掛金の代金をもうら代わりに
買掛金の代金を払ってもらうのですから、売掛金を消滅される
ために、貸方に「売掛金」と仕訳をするのです。

 為替手形の論点は、誰がどのような義務を負い、誰がどのような
権利を持つのかを理解することが重要です。
下記の利害関係について、しっかりと頭に入れておきましょう。

          為替手形のまとめ
 振出人:代金請求権を失うと同時に、代金支払義務も消滅する。
 名宛人:手形代金支払義務を負う
 指図人:手形代金請求を持つ

【Q2】
テキストなどにでてくる
債権とか債務とかの意味がよくわかりません。
どっちが、お金もらえて、どっちがお金を払うのですか?
すみませんが、教えてください

【A2】
債権と債務という用語は法律用語であり
以下のようなものです。

 ★債権→ある行為を請求する請求権

 ☆債務→ある行為を行なう義務

ですから、債権を持つ人が、お金をもらえて
債務を負う人が、お金を支払うことになります。
このあたりは、よく間違えるので以下のようにおさえると
よいでしょう。

 債の「権」→権利の「

 債務の「」→義務の「
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公式サイトに寄せられた質問集①

2006-09-26 22:48:00 | 簿記検定試験質問のコーナー
私達の公式サイト「絶対勝つ!簿記検定試験」に設置されている
「簿記フォーラム」には、様々なご質問が寄せられます。
この中で、とくにお問い合わせが多くて、重要と思われるものを
ピックアップして載せておきます。
日商簿記検定試験に早く合格するために、どうぞご利用下さい


【Q1】
こんにちは。質問を一ついいですか?講義で見ていく仕訳なのですが
全部暗記する必要があるのでしょうか?どうか教えてください


【お答え】
 簿記入門者の方は、最初はどうしても仕訳を暗記してしまいがちです。
しかし、簿記というものは、複式簿記の原理をつかって、お店や会社の取引を
帳簿に記録していく技術です。
ですから、できればどうして、この取引については、このような仕訳をするのか
ということを考えながらテキストをみていって欲しいと思います。

   取引の仕訳を学ぶにあたっては
①この取引は5つの要素のうち、どれに分類されるのか。
②仕訳の金額は、なぜこのように計算されるのか。

 この2点を常に考えながら勉強するようにしましょう。



【Q2】
三分法では決算整理仕訳が必要なのにどうして、分記法では決算整理仕訳は必要ではないのですか?教えてください


【お答え】
分記法と三分法のそれぞれの期中仕訳を思い出して下さい。



 【商品を仕入れたときの仕訳】
 例:100円の商品を仕入れ現金で払った。


<三分法の場合>



 (仕入)100 / (現金)100



 三分法は、商品を仕入れたときに仕入原価を費用の発生として処理します。



<分記法の場合>



 (商品)100 / (現金)100



 分記法は、商品を仕入れたときに仕入原価を資産の増加として処理します。



 【商品を販売したときの仕訳】
例:仕入れた商品のうち、半分を100円で販売した。



<三分法の場合>



 (現金)100 / (売上)100



 三分法では、商品を販売したときは、売上という
収益の勘定を使って処理します。
このため、商品が販売されても「仕入勘定」の金額は動きません。
よって、そのままだと、仕入原価の金額100円が
費用として損益計算書に載ってしまいます。
そこで、決算整理仕訳をおこなうことにより
仕入原価から売上原価に修正する必要があるのです。



<分記法の場合>



 (現金)100 /  (商品)50
           (商品売買益)50



 分記法では、商品を販売したときは、販売された商品の原価を
資産の減少として処理するとともに、売価との差額を
商品売買益として処理します。

このため、販売されるたびに、販売された商品の原価分の
「商品勘定」が減少するとともに、売価との差額で粗利が計算
されていきますから、期末における商品勘定は、期末商品棚卸高をあらわし
商品売買益は、商品販売による粗利を意味することになるのです。



よって、そのままの金額を貸借対照表と損益計算書に計上できるので
決算整理仕訳は必要ないということになるのです。


【Q3】
有価証券の購入のところででてくる株式と社債の違いってなんですか?
株とかよくわからないもので、すみませんが、教えてください

【お答え】
株とは、株式会社の株主(出資者)としての地位のことをいい、この地位を
外見上見やすくするためのものとして、株券があります。



この株券を購入するということは、その会社に出資をするということです
よって、会社が儲かれば、出資に応じた配当がもらえます。



 これに対して、社債は、株式が出資をしてもらうのにたいして
お金を沢山の人から借り入れることを意味します。


このため、株式とは違い、社債を購入するということはお金を貸すことを意味し
配当ではなく利息がもらえるのです。


ただし、両者はともに購入したときは
有価証券』と仕訳をします。


なお、簿記検定3級で学習するのは
あくまでも、買った人の側の話であり、発行した側の話しは
簿記検定2級で学習します。
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日商簿記検定2級以上の方のための雑学

2006-09-25 12:20:26 | みんなの会計雑学講義
レリバンス・ロスト/理論と実務の乖離
よく、サラリーマンの人などに、工業簿記は理論と実践が乖離してて役に立たないと言われます。
今日は、このことについてお話しいたします。

 1970年代後半以降、管理会計の理論と実務の乖離が問題化してきました。
また、80年代半ばになって、キャプラン等は既存の理論モデルは現代の
経営管理者が解決しようとしている問題状況に適切でなくなってきており
現代の企業環境に適切な革新的管理会計モデルを
構築すべきと訴えました。

このレリバンス・ロストに触発され、1980年代後半以降
新しい管理会計の手法が数多く誕生しました。

 このように、原価計算方法に対する反省から管理会計においては
現在、以下のような2つの方向性が生まれています。

第1の方向性:工場のオートメーション化などによる間接費の増大に対応
       間接費の配賦をより精密に行い
       製品原価の正確な計算を行おうとする方向
       →活動基準原価計算(ABC)

第2の方向性:JIT環境の進展に伴い、製品原価の計算のためには、簡素化した
       原価計算システムでよいとする方向や、計画と統制のためには
       基本的な原価情報だけでよいとする方向
       →バックフラッシュ・コスティング
        TOC(制約理論)

これらは、いずれも日商簿記検定1級や公認会計士試験の範囲ですが
興味があるという方はぜひとも、さっさと簿記検定2級を合格していただき
1級にあがって勉強してみてください。
簿記検定試験3級の方も、ぜひとも一発で合格して
はやく2級以上の世界を楽しんで下さい。

     ★管理会計と財務会計の違い★
管理会計→会社自身のためにおこなわれる会計
     会社独自のルールで計算を行い、報告書をみるのも
     トップマネジメントなどの内部の人だけ
     #日商簿記検定1級:原価計算

財務会計論→外部の人に報告するために行われる会計
      決められたルールで、計算を行い
      外部の利害関係者が報告書をみる
      #日商簿記検定3級~1級:商業簿記、工業簿記
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