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絵空ごと

あることないこと、時事放談から艶話まで・・・

オヤジギャグ 英語編 

2007-09-10 | オヤジギャグ

中学で英語を習い始めて、最初に覚えるギャグ
「Are you は魚?」
これで”フン、くだらん”と小バカにするようでは、
生れついて言葉にたいする感受性がないというしかない。
ユーモアを解する気がないという点で、
人格的欠陥がある、と言っても言いすぎではないだろう。
大多数の生徒はクスッと笑って、
”Yes! 鮎は魚!”と答えるものである。
が、ごく少数だが、これに
”No! I'm not 魚!”(私は魚ではない!)と答える、頓狂なヤツがいる。
このナンセンスに笑えるかどうかが、
どういうギャグ人生を歩むかの、最初の分岐点である。

「性格の Which do you like?」
いったいふたりの人間がいて、ふたつの性格(キャラクター)が
一致するなどということは、有りうるはずがない。
趣味も好みも違うふたりが、それでも愛し合って一緒にいるからには、
常に「Which do you like?」と相手に尋ね、違いを確かめ合い、
譲るところは譲る、受け入れるところは受け入れるという、
普段の努力が大切であろう。

「友情とは90%の軽蔑と10%の尊敬」と喝破した者がいる。
相手を認め、許し、侵害しないルールを守れるかどうかだ。
そこで、言ってはいけない言葉を浴びせ、
突いてはいけない部分をえぐってしまえば、ふたりの関係は破綻する。
「性格の不一致」などは当たり前のことで、別れる理由になるものではない。

「Are'nt You 茂作?」
田舎で与作とか茂作といえば、
作物が豊かに実るように、という願いをこめた、佳き名前なのである。
誰も「お前は茂作か?」などと聞くものなどいるわけもないのである。
その茂作が都会へ出て、英語くらい喋れないと!と
駅前留学をすることにしたのである。

「Are you 茂作?」・・・ Laugh!
「Yes! I am 茂作」・・・ Laugh!

田舎では誇り高き名前を、都会では笑いものにされ、
大いに自尊心を傷つけられたところへ、
「Are'nt You 茂作?」(あなたは茂作さんじゃないですか?)
と畳み掛けられた時、茂作はパニックに陥ったのであった。
アンチュウー・モサク?・・・アンチュウ?・・Are'nt You・・・
習った気がする・・・するが・・・
Yesと答えればいいのか、Noが正解なのか、
自分が茂作なのか、茂作じゃなくなるのかの瀬戸際に立たされたのである。

こうして茂作は、自分が茂作かどうか判らないまま、
暗中模索の都会生活をあきらめ、失意に打ちひしがれて、
Hey Hey Hoooo!! の世界に戻ったのであった。


納涼 親父ギャグ 三題

2007-08-25 | オヤジギャグ

胸元の露出ね
昔通ったショットバーでも、あまりご無沙汰が長いと、
馴染みの顔との会話も、どうも最初はぎこちない。
特に楽屋裏のギャグがわからないと、
なにか浦島太郎の気分になって、どうも居心地がよくない。

”久しぶりに山から下りてくると、都会の女の子が眩しいですねえ”
”何をおっしゃる。
 センセーの所は目のやり場に困るような、
 ピチピチの「むなもとのろしゅつね」が多いんでしょう。”
”「むなもとのろしゅつね」???
それが源義経の語呂合わせと判るまでに、しばらくかかった。
「胸元の露出ね」・・・なるほど、親父ギャグといえども、
日々の修練を怠ると、すぐに錆付いてしまうのである。

”イザ!キャバクラ(いざ、鎌倉!)といっては、
オネエチャンの店に出陣して行ったあの方は、
肝臓と悪くして、引退だという。

ナデテココ
スーパーの飲料コーナーに、アロエ入りヨーグルトとか、
ナタデココいり杏仁豆腐などがあって、よくにいれる。
アロエが何かは知っているのに、
ナタデココがどんな形をした果実なのなのか、いまだにわからない。

これでは、寿司や刺身を旨いと言って食べるこどもが、
その身の本来の姿を知らないのと同じじゃないか。
しかも特に美味いとも思わない。
それなのにナタデココがどうも気になるのは、
ナタデココをナデテココというギャグを聞いてしまったためだ。
それ以来、遊びに来た女の子にわざわざ
「ナデテココ」入りヨーグルトを出してやるのが楽しみになってしまった。
ひとり悦にいっているだけの・・・オヤジというのはしょうがないものだ。
チョッと寒さのサービスと思ってもらえば、それでウレシイのだ。

ヴィジアル婆さん
若い娘が美しさを求めるのは当たり前だが、
女性が歳を重ねていくにつれ、
若さと美を失うことへの恐怖にも似た気持ちは、
若者や男には計り知れないものがあるに違いない。
いつまでも若さと美を保ちたい。

そんな女性心理を巧みに掴んで商売にしない手はない。
いったい世の中の経済活動のかなりの部分は
「女」が動かしているといっても、決して大げさではないはずだ。
デパートなどはその最たるものだろう。
デパートの語る甘い幻想、口説き文句に酔うように、
アートホールで美を養い、一流老舗の旨いモノを食べ、ブランドものの
服や化粧品を買い集め、仲間同士で趣味を競い合う。

若さと美に不安を覚え始めるころになると、
経済的にも多少のゆとりが出てくるころで、
財布を握っている女性にとっては、その方面への出費が最優先になって、
かくして中高年の女性がどんどん若やぎキレイになってゆく。

昔なら「色気ババア」と蔑まれたような格好が、
今ではどんな派手な格好をしても違和感を感じなくなってしまった。
「ババドル」といわれるようなタレントの影響も大きいのだろう。
まあ、オシャレで若々しいお婆さんが増えるのは結構なことではあるが、
「イジワル婆さん」の中味まで変わったかどうかは、疑わしい。
オバサン族の恐さは変わらないさ・・・私の怯えが消えることは無い。