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ポイント1で「お客さまの心をさらに開かせる」
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ポイント2で「お客さまの現状を把握する」
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で、しっかりと信頼関係もでき、現状も把握したわけですから
ここからは「お客さまのニーズを引き出します」。
先日、保険会社の支社長と一緒に講演をする機会がありました。
その支社長が、保険のニーズの話で次のようなことを披露しました。
実例ということです。
トラック運転手Aさんと奥さん、子供さんの3人暮らしである。
小さな子供がいるということで、学資保険に入りたいと資料を
請求して加入した。
収入があまり多くなかったが、せめて子供のためには学資保険ぐらい
かけてあげたかった。
数年度、Aさんは残念ながら他界してしまった。小さな子供を持つ
奥さんは生活が苦しく、払い込みが免除されていた学資保険の解約返戻金
が欲しくて解約し、現金化して生活費に使っているらしい。
このご家族の保障のニーズは、学資保険ではなく、Aさんを被保険者に
した掛け捨ての死亡保障だったのです。
子供の学資保険はウォンツだったのです。
この話が事実か、否か、私にはわかりませんが、
このご家庭の状況を把握している保険FPなら、このニーズが見えているはずです。
「ニーズがありますか?」と聞いてはいけません。
いろいろと状況を聞いているのですから、お客さまの将来を仮説して
☆仮説思考
http://uchidak.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-25c3.html
「○○のようなことは考えられませんか?」
と聞くことです。
例えば、子供の教育資金についてニーズを聞く場合、
A お子さまが私立の高校、私立の大学に進学する予定はありますか?
B お子さまの進学について何か特別なお考えがありますか?
Aの場合、営業側で進路を決めている感じがして、真剣には考えてくれない。
Bの場合、「本当のニーズ」を言葉にする可能性が高いのです。
よって、その後、次々とニーズを引き出せるのは、
Bの場合、お子さまの進学について何か特別なお考えがありますか?
になる。
お客さま「大学まで行かせたいね」
営業「そうですね。子供さんも望むでしょうね」
お客さま「それじゃ、学資保険に入ればいいの?」
営業「お客さまが、子供さんが進学するときまでなにもなければ
それでいいと思います」
「健康ならば、学資金を借入することもできますが、万一のことがあると
そうはいかないでしょう。」
「お客さまは、子供が大学に行きたいと言ったら、金銭的なことで
あきらめて欲しくないとおっしゃいましたね。」
「そのためにも万一の時も進学できるように保障を確保する必要が
ありますよね。」
このように「お客さまが現状で気づいていないこと」を
引き出してあげることがニーズを喚起するといいます。
仮説して、お話しているとニーズが段々と見えてくるものです。
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