
あるクリニックの院長先生から、こんな相談がありました。
「インフレの影響でスタッフの給料を上げてあげたいけれど、
売上がインフレほど伸びない。
給料を上げる代わりに、スタッフ自身に資産運用を学んで、
将来の『2000万円問題』を解決してもらえないか。けれど、
スタッフにいきなり『資産運用』というお金の話をすると抵抗感がある……。」
そこで院長先生が考えたのが、『ポイ活』でした。
「まずはポイント活動を通じて、ポイント運用の楽しさや仕組みを知ってもらう。
そこから少しずつNISAや本格的な資産運用にステップアップし、最終的には
将来の資産1億円を目指してほしい。」
こうした勉強会をクリニックのスタッフ向けに開催できれば、人材の採用や定着にも
つながると先生は考えていました。
先生はこの勉強会の講師を銀行や証券会社に依頼しましたが、
「そんな人はいません」と断られてしまったそうです。
ちょうどその頃、角川出版の編集担当者から、
私に『誰かを教えて一生にかかるお金の話』の改訂版を出したいという依頼がありました。
私は早速、この院長先生のアイデアを伝えました。
編集担当者はすぐに興味を持ち、本の内容に『ポイ活』と『NISA』の章を追加することが決定しました。
この本は、実際にクリニックや会社、税理士事務所のスタッフ向けの勉強会や
セミナーの教科書として活用しようとFPが動いています。
ちなみに、この院長先生ご自身も、資産運用でクリニックからの給料をはるかに
上回る収入を得ています。その成功経験があるからこそ、スタッフにも同じように
幸せになってほしいと願っています。
私はこの本を先生にプレゼントしました。
今後、この本を教科書として、多くのFPがスタッフ向けの資産運用セミナーや勉強会を開催できるように、しっかり育成していきたいと考えています。
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