江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

NPO魚沼伝習館

2009年09月30日 | NPO
先週、旧守門村(現魚沼市)に活動拠点を持つNPO法人・魚沼伝習館を訪ねました。
理事長の坂本恭一さんは、10数年前に東京から魚沼に越してきた方。
何を好き好んで雪国の山奥へと思うのだが、「魚沼の田舎ほど素敵なところはない」と、今では農業・林業で地域活性化に取り組んでいます。

坂本さんとの出会いはついこの間のことです。
こちらは新潟県の中山間地域をどうやって持続可能なものにするかを追求している最中、日本労協連の古村専務から魚沼伝習館と組んで職業訓練事業をやりたいので新潟労福協も一枚かまないかという話がきました。
伝習館とつながりのある人を通じて坂本さんに連絡したら東京に来てるというので、じゃあ翌日私も東京へ行く用事(日本労協連30周年)があるからそこで会いましょうとなったのが今月初めです。

そして先週、さっそく労協連のメンバーと一緒に伝習館の活動拠点を視察に出掛けたのです。
小出インターまで坂本さんが迎えに来てくれました。
小出から入って須原スキー場の山の裏手に福山新田という集落があります。
現在は70戸170人、平均年齢は64歳だそうです。

子どもたちの自然体験を中心とした「青少年育成事業」がメインの事業だったようですが、今年東京から二人の若者が伝習館に飛び込んで、耕作放棄地に米をつくったり、ブナ林の再生に取り組んでいます。
農業・林業での「地域づくり事業」の本格展開が始まり、来年はヤギを飼って畜産に手を広げます。
その延長での移住・定住(田舎暮らし)促進にも取り組んでいます。

ちなみにその若者たちの賃金は月13万円程度だと聞きましたが、一軒屋の家賃は二人で月1万円、食べるものは周りに沢山あるし、どうもお金が余っているみたいです。

今週月曜に坂本さんが新潟に来たので、地域再生の話で盛り上がりながら楽しい酒を飲みました。
坂本さんの新潟の友人が同席したのですが、なんとそれが私の高校の同期で、これも不思議な縁でした。

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