江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

障害者と共に

2012年02月26日 | 地域
労福協の市民公開イベント、2011年度第3回目を今日長岡市で開催しました。
泣かされました。
石井めぐみさん(女優)の講演でです。

重い障害を持った長男「ゆっぴぃ」との8年間の話でした。
出産時に呼吸停止から脳に重大な損傷を受けて身体機能をほとんど失った長男との様々な経験。
障害を持った子だからこそ自分に多くのものを与えてくれたと話す石井さん。
泣く以外の感情表現のできない「ゆっぴぃ」が母親を心配させまいと我慢する話でついに私の涙腺は切れました。

車椅子で連れて街を歩くと、母子から目をそらし避けていく人たち。
障害者を受けつけない社会、健常者の側にこそ高いバリアがあることを知った石井さんは、障害者が生きていくためにはまず障害者のことを知ってもらうことが必要だと感じます。
石井さんと長男の記録ビデオをテレビ番組にしてもらいます。
番組放映の翌日街に出ると多くの人が声をかけてくれ手をかしてくれたそうです。

車椅子の人たちが外にたくさん出ている街は、施設や設備もそうですが人々の心にバリアがないのです。
障害者やその付添人に気軽に声をかけ手をかしてあげれる街づくり「人にやさしい街づくり」が今日のイベントのテーマでした。

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1 コメント

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底辺の目線からみつめられる社会を! (m-kenmochi)
2012-02-27 01:39:16
昔と違って、あらゆる場面において、障がい者(害という字は不適切)たちの登場は、底辺からの目線を必要とされる時代がきたと思いました。

街づくりなんかもスロープつけたり、段差を無くしたりとしていますが、問題は、それ以上の意識を持ち、共同参画社会を築くことで、世の中はだいぶ違ってくるように思われます。

以前、連合の会長時代に贈らせていただいた「トバシ」という小柏龍太郎くんの描く画の世界。一般の凡人にはわからないけど、実はすごい発想を醸し出すニューピクチャーの一面で、障がい者福祉から地域の街づくりのヒントが得られているので、そういったいちれんのものを見過ごさないで、アピールをしていっていただきたいと思います。
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