江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

さらば毎日新聞と思ったけど

2009年08月06日 | マスコミ・報道
二日続けてメディア批判になるのは私の本意ではなく誠に残ですが書かざるを得ません。

昨日帰宅するとつれあいが「これ読んだ?」と毎日新聞を差し出します。
牧太郎の週1の連載コラムですが「法より大事な?」のタイトルで、芸能人と暴力団の付き合いが違法でも身の安全を守るため、プリンスホテルが日教組の教育研究集会の会場使用をキャンセルしたのは法律よりも安全・安心がホテルの信用だから、と理解を示しているのです。

牧太郎は病気から仕事に復帰した毎日新聞の記者で(現在は毎日新聞の専門編集委員という肩書らしい)、私たちはどちらかといえば好感を持っていたので、「こりゃあ何だ?」と驚き呆れました。
牧太郎がどう変節しようが、そんなことは人間よくあることだから、どうってことはないんだけれど、問題はこうした記事を掲載してしまう毎日新聞のガバナンスです。

言論の自由も新聞編集の自由もあるでしょうが、違法なこと(しかも社会の大多数の合意として違法だと受け止められていること)に理解を示すことが公器たるマス・メディアに許されるのでしょうか。
牧太郎は「法よりも大事なものがある、という主張もちょっぴり理解できる」と控えめに結んでいるとはいうものの、毎日新聞はそのような違法行為を認めることが社会の安全・公正を揺るがすことなるとは考えないのでしょうか。

私は36年間毎日新聞を購読していきました。
新潟県内の毎日新聞販売部数は少ないと聞いていますから、私みたいなのは珍しいのですが、つれあいも玉木研二氏の記事が好きだったりして、本当に残念だけれど、今月で購読は止めることにします。
と、ここまで書いたところへつれあいから「1本の記事で止めることはないと思う。見守り続けていくことも大事」というメールが入りました。
何と優しいお言葉で。
まあどうしようか、もう少し考えてみることにしましょう。

毎日新聞にはメールで厳重に抗議しておきました。

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