羽生永世名人おめでとう

第66期将棋名人戦7番勝負は、昨夜第6局で羽生挑戦者が森内名人を破り、4勝2敗で名人位を奪取して終わりました。

報道の通り、これで羽生善治新名人は名人位通算5期となり、「永世名人」の称号を獲得することになります。
将棋のタイトルは７つありますが、名人は歴史と権威のある最高タイトルといってよいでしょう。

谷川浩司九段（永世名人資格あり）が「歴代永世名人の中に羽生さんの名前がないのは不自然。これで落ち着いた感じがします」とのコメントを寄せていますが、将棋ファンは皆同じ気持ちだと思います。

敗れた森内俊之九段は、羽生名人と同年で小学生時代からのライバルですが、常に後塵を拝しながら永世名人だけはライバルより先に獲得しました。
私の大学の先輩が森内九段とお付き合いがあり、彼は森内さんを応援していたことでしょう。
しかし敗れたとはいえ、森内九段はこのところ名人の風格が出てきて対局態度も実に立派なものです。
さらなる飛躍を期待したいと思います。

実は私の長男が羽生名人に風貌がそっくりなのです。
羽生名人の対局姿を見ていると、つい応援したくなります。
彼は今のところ将棋史上最強の棋士だと思われます。
将棋界の宝ですから、健康に留意してその才能をファンに見せ続けてほしいと願っています。