江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

新潟の食

2007年01月06日 | 食料・農業
県外出身の遠い親戚の子が新潟大学を今年卒業します。
今日遊びに来て、新潟と他県の比較から食の話になりました。

彼は、イタリアやフランスへ貧乏旅行してナポリではピザ屋でアルバイトをしながら夏休みを過ごして来たという青年ですが、現在新潟市内の洋菓子屋でアルバイトをしていて、そこの師匠が高齢ながら業界では知る人ぞ知るという人物なのだそうです。

彼の師匠によると、新潟の人は物の価値を値段ではかり、高いものを食べればそれで満足して、値段に見合う質を求めない、というのです。

また、本当に良いものを食べる金持ちは東京まで出かけて食べるので、ますます新潟には良いもの(値段も高いのだが)がなくなる、料理人のレベルも上がらないのだそうです。

佐渡で水揚げされた物で良いものはみんな築地に行ってしまうという話しを聞いたことがありますが、食材も最高級のものは新潟では手に入らないといいます。

そこで彼の師匠は、料理人を集めて毎月創作料理の研究会を開いているのだそうです。

しかし、出張で行く東京の昼食は不味いし、新潟は食材が豊富で水もよく、食べ物とお酒が美味しいと思っていました。今でもそう思っています。
まあ私は高そうな店に入る勇気はありませんが、我々が食べているレベルでみれば東京よりは新潟が上でしょう。東京は高くて不味いと思いませんか?
飽食の時代に、贅を尽くせばきりがないのでしょうが、食でも格差が拡大しているのは確かです。

でも、新潟の人が中身より値段で判断するという師匠の言葉は検証してみる必要がありそうです。

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