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M8級発生最大5%に上昇 相模トラフ30年以内

2014-04-26 18:26:10 | 地震
M8級発生最大5%に上昇 相模トラフ30年以内
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20140426084.html へのリンク
2014年4月26日(土)08:03
(産経新聞)

 地震調査委「警戒度変わらず」

 政府の地震調査委員会は25日、相模トラフ(浅い海溝)で関東大震災と同等以上のマグニチュード(M)8級の地震が30年以内に起きる確率を「ほぼ0~5%」とする新たな長期予測を公表した。地震の規模や場所は多様で予測が難しいとして、トラフ全域を一元的に評価する手法を導入。見かけ上の確率は高まったが、実質的な警戒度は変わらないとした。

 平成16年に公表した従来予測では、関東大震災を起こした大正12年の大正関東地震(M7・9)、1703年の元禄関東地震(M8・2)の2タイプが同じ場所で繰り返し起きると予想し、発生確率を個別に算出。30年以内の確率は今年1月時点で大正型がほぼ0~2%、元禄型がほぼ0%と評価していた。しかし最近の地質調査で、どちらにも当てはまらないタイプの地震が過去に起きていた可能性が浮上。想定外の巨大地震が起きた東日本大震災の教訓も踏まえ、個別評価を廃止した。

 新予測ではM8級の発生場所として、フィリピン海プレート(岩板)が沈み込む相模トラフ沿いに首都圏から房総沖までの広い範囲を想定。ここで発生の恐れがあるM7・9から最大級のM8・6までの地震を一括して予測した。このうち元禄型(M8・2)以上の規模になる巨大地震の確率は、ほぼ0%と推計した。本蔵義守委員長は最大5%の確率について「ことの重大さを考えれば高い」と指摘。ただ、大半は2%以下にとどまり、実質的に「従来と大きく変わらない」とした。一方、首都直下地震の代表的なタイプで、M8級の発生時期の数十年前から起きやすくなるM7程度の地震の確率は、30年以内に70%で従来と同じ。プレートの沈み込みを考慮し範囲を修正した。

 相模トラフ 神奈川県沖の相模湾から千葉県の房総半島南東沖へ延びる全長約300キロの浅い海溝。関東地方を乗せた陸側プレート(岩板)の下に、フィリピン海プレートが北西方向に沈み込んでおり、両プレートの境界部でM8級の大地震やM7程度の首都直下地震が起きる。M8級は1293年に永仁関東地震、1703年に元禄関東地震、1923年に大正関東地震が発生。国の被害想定は大正型が最悪で死者7万人、経済被害160兆円、首都直下が死者2万3000人、経済被害95兆3000億円。


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