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STAP論文撤回提案…共著教授「疑問点多い」:STAP細胞論文「撤回する理由ない」共著者の米教授

2014-03-11 14:41:04 | 科学
STAP論文撤回提案…共著教授「疑問点多い」
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/science/20140310-567-OYT1T00960.html へのリンク
2014年3月11日(火)01:31
読売新聞

 理化学研究所の小保方晴子・ユニットリーダー(30)らが発表した新しい万能細胞「 STAP スタップ細胞」の2本の論文に、不自然な画像の使用や文章の引用などが指摘されている問題で、著者の一人である若山照彦・山梨大教授(46)は10日、「論文に疑問点が多い」として、理研などに所属するほかの著者に、論文の撤回を提案したことを明らかにした。

 STAP細胞を作製したとする2本の論文は、1月30日付の英科学誌「ネイチャー」に掲載された。論文の著者は計14人いるが、撤回を求める意見が公式に表明されたのは初めて。

 若山教授は10日に山梨大で記者会見を開き、1月に発表したSTAP細胞があらゆる細胞に変化する多能性を示す画像が、ネット上で見た小保方リーダーの3年前の博士論文の画像と酷似していることなどについて、「STAP細胞の根幹にかかわる大事な部分の信用性を疑わせる」と指摘した。

 博士論文は、体内にもともとある多能性幹細胞に関するものだった。若山教授は、博士論文の写真を見る限り、実験で使ったSTAP細胞が本物かは判断できず、「論文が正しいかわからなくなった」と述べた。研究室に現在あるSTAP細胞を、第三者に調べてもらう考えを示した。

 若山教授は小保方リーダーが作製したSTAP細胞を使い、多能性を確認するマウスの実験を担当した。

 理研広報室の加賀屋悟室長は「理研所属の共著者に連絡した。対応方針を検討していきたい。現状ではSTAP細胞の本質部分での信頼性は揺るがないと考えている」と話している。

 ◆STAP(stimulus‐triggered acquisition of pluripotency)細胞

 酸性の液に漬けるなどの強い刺激をマウスの細胞に与え、受精卵に近い状態に逆戻りさせたとする細胞。神経や筋肉など様々な細胞に変化でき、ES細胞(胚性幹細胞)、iPS細胞(人工多能性幹細胞)に次ぐ「第3の万能細胞」と呼ばれている。

 ◆STAP細胞論文で指摘されている問題

 ・理研などのグループ以外では、STAP細胞ができていない

 ・論文中の2か所の画像が類似している

 ・画像に修整を疑わせる跡がある

 ・他の研究者の論文と酷似する文章が2か所ある

 ・小保方リーダーの博士論文と似た画像が使われている 


写真が全く同じでショック…STAP論文共著者
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/science/20140310-567-OYT1T01144.html へのリンク
2014年3月11日(火)01:31
読売新聞

 STAP細胞の論文の撤回を提案した若山照彦・山梨大教授との主な一問一答は以下の通り。

 ――論文の撤回を著者に求めた理由は。

 「小保方リーダーの博士論文の写真をネット上で見たが、今回のネイチャー論文の写真と全く同じものに見えた。ショックを受けた。STAP細胞の根幹にかかわる大事な所だった。論文を信じられなくなった」

 ――どういう写真か。

 「STAP細胞が体のいろんなものに分化することを示す決定的な写真。博士論文は(STAPとは)違うテーマの研究だったと思う。STAP細胞が何だったのかがわからなくなるような写真だった」

 「僕は小保方リーダーからSTAP細胞を渡され、(分化することを確かめる)実験を担当した。今持っている細胞を、第三者に調べてもらおうと考えている」

 ――写真を検証し直すということか。

 「データが正しくても、これだけミスがいっぱいあるので、信用性が下がった。誰もが信頼できる素晴らしい論文にするために1回取り下げるべきだ」

 ――STAP細胞の存在も信じられなくなったのか。

 「(STAP細胞が)あったらいいと思っているが、信じ続けることが難しい」

 ――他の著者の反応は。

 「返事がない。理化学研究所の上層部にも伝えた。著者ではない理研の先生からは『よく決断してくれた』とのメールをもらった」


STAP論文、文科相、取り下げに賛意 「疑義は研究者自らが払拭を」
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20140311515.html へのリンク
2014年3月11日(火)12:03
産経新聞

 理化学研究所などが英科学誌ネイチャーに発表した新型万能細胞「STAP細胞」の論文に不自然な画像があると指摘されている問題で、下村博文文部科学相は11日の閣議後会見で「国内外からの疑義については研究者の方々が自ら払拭してほしい」と述べ、理研が検討している論文の取り下げや再提出などに賛同する考えを示した。

 この問題で論文の共著者の若山照彦・山梨大教授は「STAP細胞の存在に確信が持てなくなった」などとして、筆頭著者で理研の小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダーら関係者に論文を撤回するよう打診している。

 これに対し下村文科相は、論文の取り下げは「共著者全員が判断すること」としながらも、「STAP細胞そのものが否定されたわけではないと期待をしたい。ぜひ、客観的な調査をして、早期にもう一度、論文を出すよう希望している」と述べた。


STAP細胞論文「撤回する理由ない」 共著者の米教授
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140311/frn1403111221004-n1.htm へのリンク
2014.03.11
zakzak

 米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は10日、理化学研究所が撤回も検討している「STAP細胞」の論文について、共著者のチャールズ・バカンティ米ハーバード大教授が「私が持っている情報に基づけば、論文が撤回されなければならない理由は見あたらない」と語ったと報じた。

 バカンティ氏は、論文の主執筆者である理研の小保方晴子研究ユニットリーダーの元指導教官。同紙によると、バカンティ氏は小保方氏と10日に話したことを明らかにした上で「(論文に)いくつかの誤りがあったが、結論には影響しない」と述べ、さまざまな組織に分化するSTAP細胞を作ったとの研究結果の正しさを訴えた。小保方氏も同じ立場だと説明した。

 論文には画像や表現に不自然な点が指摘され、共著者の一人、若山照彦・山梨大教授が「信用できなくなった」と撤回を呼び掛けた。バカンティ氏は「仲間からの圧力でこのような大事な論文が撤回されるとすれば大変残念だ」と話した。(共同)

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