http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20130104-567-OYT1T00845.html
2013年1月4日(金)21:33
読売新聞
米調査会社トムソン・ロイターが4日発表した集計によると、2012年の日本企業による海外企業に対するM&A(企業の合併・買収)は前年比6・1%増の678件で、過去最多だった11年を更新した。
円建ての買収総額は同24・1%増の6兆8566億円と、08年(6兆9076億円)に次いで過去2番目の高水準だった。
人口減少で国内市場が伸び悩む中、円高を追い風に海外に活路を求める企業の戦略が鮮明となった。約1兆5000億円の超大型買収となったソフトバンクによる米携帯電話3位のスプリント・ネクステル買収や、電通の英大手広告会社イージス買収など、国内事業を中心とする企業による大型M&Aが目立った。
地域別では、金額ベースで「米国」が約6割を占めたが、件数ではベトナムや韓国、タイなど経済成長が著しい「アジア」が327件と約半数に上った。