今日はみんな大好き『ピザの日』だそうです!
ピザの代表格ともいえるピッツァ・マルゲリータの名前の由来となった、イタリア王妃マルゲリータの誕生日にちなんで1995年に制定されました。
マルゲリータ妃の誕生日は1851(嘉永4)年11月20日です。
彼女は19世紀にイタリアを統一したサヴォイ家の出身で、初のイタリア王妃だったそうです。
1889(明治22)年にナポリを訪れた王妃は、当時有名なピザ職人からトマト(赤)、バジル(緑)、モッツァレラチーズ(白)でイタリア国旗を模したピザを献上されました。
王妃はこのピザをいたく気に入り、自身の名を与えました。
マルゲリータ妃は芸術文化の支援や慈善活動にも取り組み、「MadreD,Italia(イタリアの母) 」と呼ばれて今でも親しまれている人だそうです。
また、「100年続いたものは永遠に続く」 というイタリアのことわざにならって、王妃訪問から100年後の1989年に「ピザの一世紀」と題したイベントがイタリア国内で行われました。
ピザの始まりは紀元前3000年頃の古代エジプトにあるとされています。
古代メソポタミア文明において、まず小麦を挽いて粉にして、水で溶いたものを焼くという食文化が生まれました。
それからエジプトに伝わると焼く前に発酵という工程が加わり、パンという新たな食べ物に進化しました。
これがヨーロッパ各地に広がり、16世紀のイタリアで現在のピザに近いものが誕生しました。
イタリアで生まれたピザですが、世界中に広がったのは第二次世界大戦後のアメリカで人気になり、宅配ピザという形態ができたからだと言われています。
ちなみに、ギネスに乗っている世界最大のピザは、2012年にローマで作られた直径40メートル、重さ25.6トンの円形ピザ「OTTAVIA」です。
単位おかしいわ。
実はこのピザに使われた9.9トンの小麦粉はグルテンフリーのもので、アレルギー持ちの人やセリアック病(栄養素の吸収不良などの症状がある遺伝性の免疫疾患)の人でも食べられるように配慮されています。
OTTAVIA は、セリアック病やグルテンアレルギーに対する認知度を高めるために制作されたそうですが、それにしたって5人がかりで48時間かけて焼いたっていうんですよ。
...どんな顔をしましょうかね。
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