本日は『プライバシーデー』だそうです。
プライバシーの尊重とデータの保護に関する国際的な記念日は、1月28日に「データプライバシーデー」として別にあるため、検索するとこっちの方がヒットする(><)
今日の『プライバシーデー』は、1964(昭和39)年9月28日に日本で初めてプライバシーの権利を認めた判決が下されたことに由来します。
有田八郎という元外務大臣が、三島由紀夫氏の小説「宴のあと」でプライバシーを侵害されたとして作者と発行元の新潮社を訴えました。
「宴のあと」という小説は、料亭の50代の女将と政治家の男が出会って結婚して都知事選を経て離婚するまでを描いた作品だそうです。
新潮社ホームページによると「恋愛と政治の葛藤を描くことにより、一つの宴が終ったことの漠たる巨大な空白を象徴的に表現する。」ものらしいです。
訴えの主張としては、「この政治家の男は有田氏をモデルとしており、有田氏の私生活をのぞき見しているような描写を行なって、この作品が公表されたことで有田氏は精神的苦痛を受けた」というものだった
・・・っぽいですが、私が分かるようにしか書いてないのでもしかしたら間違ってるかも😅?
東京地裁はプライバシー侵害を認め、三島由紀夫氏に賠償を命じました。
この裁判で「プライバシー」という言葉が使われたことにより、世間にその概念や言葉が定着するようになったそうです。
ちなみにプライバシー裁判で有名になった「宴のあと」ですが、その芸術的価値が認められたのは海外が先だったらしいです。
プライバシーという言葉の意味自体を調べてみると、
○私人の秘密。他人の干渉を許さない、各個人の私生活上の自由。by 総務省
○個人や家庭内の私事・私生活。個人の秘密。また、それが他人から干渉・侵害を受けない権利。by 一般財団法人日本情報経済社会推進協会
個人情報は、「個人を特定できる情報(名前や生年月日、住所、電話番号など)」なので、ビミョーに違うそうです。
プライバシーが思った以上に昔からある言葉でびっくりした。
せめて平成からの言葉かと思ってた( ゚д゚)
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