徒然日誌(旧:1日1コラ)

1日1枚画像を作成して投稿するつもりのブログ、改め、一日一つの雑学を報告するつもりのブログ。

12/13は何の日?

2020-12-13 11:50:42 | 日記


 本日は正月事始めの日です。

 江戸時代中頃まで使用されていた宣明暦において、12月13日は「鬼宿日」と言って、婚礼以外の全てのことが吉とされていました。

 そのため、この日から1月1日の元旦を迎えるために準備を始める風習がありました。



 鬼宿日というのは二十七宿のひとつで、インドで生まれた天文学であり占星術です。

 月の運行が約27.3日であることをもとに天球を27分割して、月が1日ごとに宿を移っていくことに基づいています。

 1日ごとに宿が割り当てられ、それぞれに吉凶禍福の意味が込められています。

 唐の時代に中国へもたらされ、日本にも伝わりました。

 ちなみに中国では、東西南北にそれぞれ7つずつ星宿を配する二十八宿も考え出され、これもやがて日本に伝わりました。

 この二十八宿を元ネタにした作品が、渡瀬悠宇氏による「ふしぎ遊戯」シリーズです!

 思えばこれが初めてキャラソンをTSUTAYAでレンタルした作品だし、小説版を図書館で探して読んだ初めての作品だわ...。

 絵もきれいでストーリーも凝っているので、ぜひ読んでみてください! → Renta! ふしぎ遊戯


 さて、宣明暦の後も何度か改暦が行われましたが、正月事始めの習慣は残りました。


 ○煤払い:家の中に一年の間に積もった煤や埃を掃除し、一年間の厄をはらい落として家の中を清めること。

 なお、このことからハウスクリーニング事業などを展開している株式会社東和総合サービスは今日を『大掃除の日』に制定していたりします。


 ○松迎え:年神様を迎えるための門松やおせち料理を作るための薪など、正月に必要なさまざまな木を山から伐ってくること。

 こちらは逆に、現代ではあまり馴染みのなくなってしまった習慣ですね。



*     *     *     *


 私、霧ヶ原悠の作品は下記のサイトにあるので、気になった方は覗きにきてください!

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