あらすじ
南米観光のハイライトとも言えるボリビアのウユニ塩湖観光。
それに併せてボリビア→チリの国境越えを目論むデューク東城。
だが・・・ツアーを取っていたのにもかかわらず。そこには予期せぬ”魔の罠”が仕掛けられていた・・・!!
無事にウユニ塩湖観光を終えてチリ入国を果たすことは出来るのか??
どうする!ゴルコサーティーワン!!
第1章 その始まり・・・
2008.05.10(土)
ポトシを出てウユニに到着したのは1630時頃。
日本人に有名なホテルアベニーダに宿を取り外に出ると早速旅行代理店が話しかけてくる。
ウユニ塩湖・・・
南米を旅行する者で知らないものは居ない有名な観光地だ!!
標高約3700mにあるこの世界最大の塩湖・・・
あたり一面純白な塩の世界が見れる世界でも稀有な場所・・・
ここに来る旅行者は全てウユニ塩湖を目指してくるといっても過言ではないだろう・・・
私も例に漏れず、ウユニ塩湖のツアー、それも3泊4日で一日はウユニ塩湖で泊まれる物、そしてチリに抜けるものを取る気でいたのだ。
日本人に有名なその旅行代理店でそのままツアーを取っても良かったのだがここは慎重に行くことを大事だった。
なんでもたった10日ほど前にツアーを取った日本人観光客5名とイスラエル人7名、それに現地人ドライバー一人が自動車の正面衝突で亡くなったばかりだったからだ。
安易に代理店を決める訳には行かない・・・
それに私はツアー運というものがそれほど良くないのも問題だ。
古くは中央アフリカ共和国で面白いからバンギ市内の一日観光をツアーで頼んだのに結局迎えに来なかった所から始まり、インドのムンバイでは帰りに違う場所で下ろされ、それにゴルムドで申し込んだチベットツアーでは現地に着いたら話が全く変わっており、キューバでは帰りに空港までの迎えのバスが来ず、それについ最近ではポトシの鉱山ツアーミラドール(展望台)をカットされたばかりだ。
めったにツアーを取る私ではないが、ツアーを取るとどうもツキがないような気がしてならない・・・
さらに、私は現在チリのプエルトモンからプエルトナタレスへ抜けるフェリーを考え始めていた。ただ、そのフェリーは毎週月曜日のみの週一便、次の日付は5月19日、そうなると後9日あるが明日出発で3泊4日になるとチリに入るのは14日、またそこから1000km以上南下するのでサンティアゴに到着するのは早くて16日、こうなるとチリのメインである首都サンティアゴ観光をしてプエルトモンに向かうまでの時間的余裕があまりにもなさすぎる。
この際だからわざと出発を遅らせて、26日のフェリーに乗った方がその過程で余裕をもって全てがみれるというものだ・・・
ボリビアは南米でも有数に物価の安い国、チリは南米でも高い国。こうなってくると急ぐ理由はどこにもないのだ・・・
どうせなら物価の安いボリビアで少し耐久戦をしてみた方がよいのだろう・・・
しかし・・・
その後数軒旅行代理店を回ると、丁度明日発で3泊4日のウユニ観光のチリ抜け、それもすでに3人客を捕まえている(注:彼らはウユニに戻るが3泊のツアーを申し込んでおり、4日目チリ国境付近まで私を送ってから別れるから問題は無いと言われた)から後一人欲しいという所が現れる(ツアーの最小催行人員は4人)。ここも日本人に有名な「クリスタル・ツアーズ」だ。
代理店の人間も人当たりがよく好感が持て、また壁に日本語だけでなく世界各国からツアー客からの推薦状も貼ってある。
そして料金は90ドル、通常よりも若干安くしてくれるという。
もう一日ぐらいはここに居たかったが・・・
この会社なら問題は無さそうだ・・・
私は明日からのツアーに参加することにした・・・
写真はウユニ駅の夜
第2章 出発!
2008.05.11(日)
朝1000時と言うことなのでその時間に併せて旅行代理店に行く。
しかし、またジープは来ていない・・・
結局出発は1100時、1時間遅れだ・・・
後進国の象徴として時間に対するルーズさがあるが、まあ一時間なら許容範囲だろう。
このクリスタル・ツアーズへ参加する人間は結局私を含めて5人。
一組のドイツ人カップルにそのカップルの女性の母親、それに若いドイツ人女性が一人・・・私以外は全てウユニに戻る客だ。
ドライバーは勿論現地人、ガイドも兼ねている。
これで総勢は6人だ。Max6人の客を乗せるといっていた四駆でまあ5人なら全員窓際の席に座れるから文句も無い。
ただ、よくよく考えてみると私以外は全てドイツ人。英語が共通語ならなんとかなるがドイツ語が共通語になった時点でコミュニケーションはアウトだ!!若い3人は英語が喋れるとはいえ結局何かのはずみでする会話は全部ドイツ語になるので疎外感は否めない
まあメインはウユニ塩湖を堪能してチリに抜けることだからここは我慢するしかないだろう。
乗った四駆、トヨタのランクル
最初に訪れたのは鉄道の墓場。
古い鉄道が無造作に投げられている様はなんとも言いようがない見世物だ。
そして工房などを訪れいよいよハイライトのウユニ湖へ
しかし天気はあまり良くはない・・・雲が多すぎるのだ・・・
写真は塩の山
そして"日本人だけが宿泊することで有名な塩湖の中の塩のホテル・プラヤブランカ"へ。
プラヤ・ブランカ。テーブル、イス等全て塩で出来ている。
かくゆうこのプロフェッショナルも当初は泊まる気満々だったのだが・・・
現在乾季のこのウユニ、実は雨季に訪れると湖面に水が張って全面ミラー状態になりすさまじい警官になると聞いていた。
その湖面に水が張ってある場所がまだ北の方少し残っており、そちらの方に宿泊すると火山も見れるということなのでその火山の近くのホテルに取るツアーに変えたのだ・・・
その火山、ボルカノトゥヌーパに到着したのは1600頃。
これがその火山
確かにこの付近には水が少し残っていた。
ただこの日は天気が悪かったので・・・夕焼けを見て明日に望みをつなぐ事にする・・・
水の張ってある湖面に映った夕焼け
火山にかかる雲、そして遠くを見ると太陽の角度ではっきりと線が出ている。
第3章 そして2日目
2008.05.12(月)
ウユニ観光の2日目、今日がハイライトと言って良いだろう。
天気も昨日とは打って変わって快晴に。
これも私がプロフェッショナルだからにちがいない。
塩の上に水が張ってあるウユニ塩湖。ミラーには少し遠い。
午前中は火山の展望台に登り、ウユニ塩湖を高いところから眺める。
トゥヌーパ火山の火口に後2時間ぐらいの所から眺めたウユニの全景
そしてウユニのハイライト中のハイライト、イスラ・デ・ペスカド(魚の島)へ
イスラ・デ・ペスカド全景。魚の形に見えるらしいがちょっと無理やりか??
塩湖の中のサボテンの島。不思議な感じ。
ウユニ塩湖・・・噂に違わぬ凄まじさだ・・・
あたり一面の塩の世界・・・
確かに数多の旅行者をひきつける理由が・・・
この首都狙撃手たる私を持ってしても納得行くほどである・・・
塩の水平線、そして目はこんな感じ!これが塩と考えると不思議。
この日は塩湖を抜けサンフアンへ、塩湖にもう一日留まって夕日と朝日を見たいという気も起きていたが・・・ツアーなので仕方がない。
それにチリに抜けなくてはいけないのだ・・・
第4章 そして3日目
2008.05.13(火)
サンファンを比較的ゆっくりと出発。この日にやる事は奇岩をみたり湖めぐりをする事だ。
写真はウユニではない他の塩湖、ウユニと違って塩の粗さが目立つ。
これはボルカノ・オラグエ。うっすらと煙が見える。
そして奇岩
立ち寄った湖で、フラミンゴが見れる。
そして今日の目的地ラグーナ・コロラドへ到着。
これがラグーナコロラド。赤い湖。右は近くの丘に登ってみた全景
プリモ(ツアーの四駆のドライバー)から明日は0500時に出発すると告げられる。
今までは比較的ゆっくり起きれていたのだが明日はツアーの最終日、午前中に温泉に行き、ラグーナ・ベルデという緑色の湖を見て、そしてチリとの国境へ、
私はここでマイクロバスに乗り換え、他の客はウユニへ戻らなくてはいけない。
まあ一日ぐらい早起きしたところで問題は無い。
しかし・・・
ここまでは順調に進んでいる・・・
これも私がプロフェッショナルだからに違いないだろう・・・
いよいよ、チリは目の前だ・・
南米観光のハイライトとも言えるボリビアのウユニ塩湖観光。
それに併せてボリビア→チリの国境越えを目論むデューク東城。
だが・・・ツアーを取っていたのにもかかわらず。そこには予期せぬ”魔の罠”が仕掛けられていた・・・!!
無事にウユニ塩湖観光を終えてチリ入国を果たすことは出来るのか??
どうする!ゴルコサーティーワン!!
第1章 その始まり・・・
2008.05.10(土)
ポトシを出てウユニに到着したのは1630時頃。
日本人に有名なホテルアベニーダに宿を取り外に出ると早速旅行代理店が話しかけてくる。
ウユニ塩湖・・・
南米を旅行する者で知らないものは居ない有名な観光地だ!!
標高約3700mにあるこの世界最大の塩湖・・・
あたり一面純白な塩の世界が見れる世界でも稀有な場所・・・
ここに来る旅行者は全てウユニ塩湖を目指してくるといっても過言ではないだろう・・・
私も例に漏れず、ウユニ塩湖のツアー、それも3泊4日で一日はウユニ塩湖で泊まれる物、そしてチリに抜けるものを取る気でいたのだ。
日本人に有名なその旅行代理店でそのままツアーを取っても良かったのだがここは慎重に行くことを大事だった。
なんでもたった10日ほど前にツアーを取った日本人観光客5名とイスラエル人7名、それに現地人ドライバー一人が自動車の正面衝突で亡くなったばかりだったからだ。
安易に代理店を決める訳には行かない・・・
それに私はツアー運というものがそれほど良くないのも問題だ。
古くは中央アフリカ共和国で面白いからバンギ市内の一日観光をツアーで頼んだのに結局迎えに来なかった所から始まり、インドのムンバイでは帰りに違う場所で下ろされ、それにゴルムドで申し込んだチベットツアーでは現地に着いたら話が全く変わっており、キューバでは帰りに空港までの迎えのバスが来ず、それについ最近ではポトシの鉱山ツアーミラドール(展望台)をカットされたばかりだ。
めったにツアーを取る私ではないが、ツアーを取るとどうもツキがないような気がしてならない・・・
さらに、私は現在チリのプエルトモンからプエルトナタレスへ抜けるフェリーを考え始めていた。ただ、そのフェリーは毎週月曜日のみの週一便、次の日付は5月19日、そうなると後9日あるが明日出発で3泊4日になるとチリに入るのは14日、またそこから1000km以上南下するのでサンティアゴに到着するのは早くて16日、こうなるとチリのメインである首都サンティアゴ観光をしてプエルトモンに向かうまでの時間的余裕があまりにもなさすぎる。
この際だからわざと出発を遅らせて、26日のフェリーに乗った方がその過程で余裕をもって全てがみれるというものだ・・・
ボリビアは南米でも有数に物価の安い国、チリは南米でも高い国。こうなってくると急ぐ理由はどこにもないのだ・・・
どうせなら物価の安いボリビアで少し耐久戦をしてみた方がよいのだろう・・・
しかし・・・
その後数軒旅行代理店を回ると、丁度明日発で3泊4日のウユニ観光のチリ抜け、それもすでに3人客を捕まえている(注:彼らはウユニに戻るが3泊のツアーを申し込んでおり、4日目チリ国境付近まで私を送ってから別れるから問題は無いと言われた)から後一人欲しいという所が現れる(ツアーの最小催行人員は4人)。ここも日本人に有名な「クリスタル・ツアーズ」だ。
代理店の人間も人当たりがよく好感が持て、また壁に日本語だけでなく世界各国からツアー客からの推薦状も貼ってある。
そして料金は90ドル、通常よりも若干安くしてくれるという。
もう一日ぐらいはここに居たかったが・・・
この会社なら問題は無さそうだ・・・
私は明日からのツアーに参加することにした・・・
写真はウユニ駅の夜
第2章 出発!
2008.05.11(日)
朝1000時と言うことなのでその時間に併せて旅行代理店に行く。
しかし、またジープは来ていない・・・
結局出発は1100時、1時間遅れだ・・・
後進国の象徴として時間に対するルーズさがあるが、まあ一時間なら許容範囲だろう。
このクリスタル・ツアーズへ参加する人間は結局私を含めて5人。
一組のドイツ人カップルにそのカップルの女性の母親、それに若いドイツ人女性が一人・・・私以外は全てウユニに戻る客だ。
ドライバーは勿論現地人、ガイドも兼ねている。
これで総勢は6人だ。Max6人の客を乗せるといっていた四駆でまあ5人なら全員窓際の席に座れるから文句も無い。
ただ、よくよく考えてみると私以外は全てドイツ人。英語が共通語ならなんとかなるがドイツ語が共通語になった時点でコミュニケーションはアウトだ!!若い3人は英語が喋れるとはいえ結局何かのはずみでする会話は全部ドイツ語になるので疎外感は否めない
まあメインはウユニ塩湖を堪能してチリに抜けることだからここは我慢するしかないだろう。
乗った四駆、トヨタのランクル
最初に訪れたのは鉄道の墓場。
古い鉄道が無造作に投げられている様はなんとも言いようがない見世物だ。
そして工房などを訪れいよいよハイライトのウユニ湖へ
しかし天気はあまり良くはない・・・雲が多すぎるのだ・・・
写真は塩の山
そして"日本人だけが宿泊することで有名な塩湖の中の塩のホテル・プラヤブランカ"へ。
プラヤ・ブランカ。テーブル、イス等全て塩で出来ている。
かくゆうこのプロフェッショナルも当初は泊まる気満々だったのだが・・・
現在乾季のこのウユニ、実は雨季に訪れると湖面に水が張って全面ミラー状態になりすさまじい警官になると聞いていた。
その湖面に水が張ってある場所がまだ北の方少し残っており、そちらの方に宿泊すると火山も見れるということなのでその火山の近くのホテルに取るツアーに変えたのだ・・・
その火山、ボルカノトゥヌーパに到着したのは1600頃。
これがその火山
確かにこの付近には水が少し残っていた。
ただこの日は天気が悪かったので・・・夕焼けを見て明日に望みをつなぐ事にする・・・
水の張ってある湖面に映った夕焼け
火山にかかる雲、そして遠くを見ると太陽の角度ではっきりと線が出ている。
第3章 そして2日目
2008.05.12(月)
ウユニ観光の2日目、今日がハイライトと言って良いだろう。
天気も昨日とは打って変わって快晴に。
これも私がプロフェッショナルだからにちがいない。
塩の上に水が張ってあるウユニ塩湖。ミラーには少し遠い。
午前中は火山の展望台に登り、ウユニ塩湖を高いところから眺める。
トゥヌーパ火山の火口に後2時間ぐらいの所から眺めたウユニの全景
そしてウユニのハイライト中のハイライト、イスラ・デ・ペスカド(魚の島)へ
イスラ・デ・ペスカド全景。魚の形に見えるらしいがちょっと無理やりか??
塩湖の中のサボテンの島。不思議な感じ。
ウユニ塩湖・・・噂に違わぬ凄まじさだ・・・
あたり一面の塩の世界・・・
確かに数多の旅行者をひきつける理由が・・・
この首都狙撃手たる私を持ってしても納得行くほどである・・・
塩の水平線、そして目はこんな感じ!これが塩と考えると不思議。
この日は塩湖を抜けサンフアンへ、塩湖にもう一日留まって夕日と朝日を見たいという気も起きていたが・・・ツアーなので仕方がない。
それにチリに抜けなくてはいけないのだ・・・
第4章 そして3日目
2008.05.13(火)
サンファンを比較的ゆっくりと出発。この日にやる事は奇岩をみたり湖めぐりをする事だ。
写真はウユニではない他の塩湖、ウユニと違って塩の粗さが目立つ。
これはボルカノ・オラグエ。うっすらと煙が見える。
そして奇岩
立ち寄った湖で、フラミンゴが見れる。
そして今日の目的地ラグーナ・コロラドへ到着。
これがラグーナコロラド。赤い湖。右は近くの丘に登ってみた全景
プリモ(ツアーの四駆のドライバー)から明日は0500時に出発すると告げられる。
今までは比較的ゆっくり起きれていたのだが明日はツアーの最終日、午前中に温泉に行き、ラグーナ・ベルデという緑色の湖を見て、そしてチリとの国境へ、
私はここでマイクロバスに乗り換え、他の客はウユニへ戻らなくてはいけない。
まあ一日ぐらい早起きしたところで問題は無い。
しかし・・・
ここまでは順調に進んでいる・・・
これも私がプロフェッショナルだからに違いないだろう・・・
いよいよ、チリは目の前だ・・