87分署シリーズ「ハートの刺青」 エド・マクベイン

2005-07-09 21:30:06 | 読書
[audreyさんのBlog]のTB

エド・マクベインが亡くなったと、audreyさんのblogで知った。

87分署シリーズ、やはりこれにつきると思う。
アメリカの架空都市・アイソラ市の警察署の話しだ。

写真は原書版でシリーズ1作目「警官嫌い」である。
翻訳版は早川書房から文庫版で出ているが、なんとシリーズは終了していないそうだ。

1950年から、ず~っと今まで続いていると聞いてびっくり。
作者が亡くなったからようやく終止符が打たれたということですね。


わたしは原作はどこまで読んだのだろう。

『クレアが死んでいる』までは読んだが、あとははっきりしない。
クレアは物語に登場する刑事の女友達で、わたしが彼女をひいきしていたこともあって、彼女が殺されたことでがっかりし、それで読むのをやめたような気がする。

このシリーズはTVで放映していた。
写真をご覧になってもわかるとおり、モノクロ画像だからかなり昔の放映だと思う。

子供の頃、このシリーズを見ていたことはたしかだが、憶えているのは「ハートの刺青」の回だけだ。

刑事の奥さんで耳が聞こえないテディ、演じていたのはとても可愛い女優さんだった。
その彼女が事件に巻き込まれて?チャイナタウンの刺青屋に入った。
そこで変な中国人のオヤジに刺青を入れなさいと勧められる。

「アナタ、刺青する。似合う。小さいのポチッと入れる。痛くない。キレイ」
テディはとんでもないと身振り手振りで断った。


。。。事件は解決した。

刑事が夜遅く帰宅すると、テディはもうベッドの中で眠っていた。
彼はまるまって眠っているテディの肩にキスをしようとして、ちょっと驚いてから微笑んだ。

彼女の肩には小さな蝶々が留まっていた。
テディはチャイナタウンへ行って刺青を入れたのである。

そうなんです・・・本のタイトルからするとハートの刺青みたいなんですけど、私の記憶では蝶々。
テディがベビードール(寝間着)を着ていたのも印象的でした。

フリルの可愛い袖口からちらっと蝶々が見える、バービーちゃんみたいだった。

あのときの印象が強かったのだろう、わたしはちっちゃな刺青(タトゥ)はキライじゃない。
肩口にちょこっと蝶々って可愛いじゃないですか。

ベビードールもね(笑) 一度くらい着てみたかった。



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