東京フィルハーモニー交響楽団演奏会(東京芸術劇場)

2011-02-26 23:55:55 | 雑記帖
■2011都民芸術フェスティバル オーケストラ・シリーズNo.42 東京フィルハーモニー交響楽団(東京芸術劇場大ホール)
↑これが、今日のコンサートの正式な名称です。

今週の始めに引き込んだ普通の風邪がなかなか抜けなくて、昨夜はバテバテ、鏡を見たら黄ばんだ顔に落ち窪んだ眼、土曜日は安静にするしかないと決意。

今朝も起き抜けは調子が悪かったのですが、体を動かしているうちに回復してきました。
ただし、声はほとんど出ません。
ひとりで行く分には声なんか出なくても大丈夫、咳だと困りますけれどね。

今日のコンサートは池袋の東京芸術劇場で14時からです。
マチネー(午後の興行)は久し振り。

東京芸術劇場(東京都歴史文化財団の管轄)は池袋にあります。
今年の4月から来年の8月まで、全面改装のため営業停止と聞いたので、それでは改装前になんとしてもコンサートを聴きに行かなくてはと予約したチケットだったのです。



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指揮:渡邊一正(わたなべ・かずまさ)
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

1.ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」作品9

2.ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
チェロ演奏:横坂源(よこさか・げん)

3.ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95 「新世界より」

アンコール曲:ドヴォルザーク:スラブ舞曲10番

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暖かい空気が満ちたコンサートでした。
ほぼ満席で、70歳以上とお見受けした人たちが多数を占めています。
私はいつもはソワレ(夜興行)に行きますが、雰囲気はかなり違いますね。

10年後に私の同世代がクラシックコンサートに大挙して押し寄せる、それはありえない気がする。 私の世代はクラシック音楽の下地ができていません。
大丈夫でしょうか、クラシック音楽界の将来は。

チェロ協奏曲は・・ 実はまともに聴いていません。 大丈夫だと思ったのですが咳き込みそうになって、それを抑えるのに必死で、耳から音は入っていましたが理解するところまでいきませんでした。

ドヴォルザークはオーケストラでチェロの演奏をしながら作曲の勉強をした人ですから、チェロのことをよくわかって創り上げた協奏曲。
それにしても、第一楽章でなかなかチェロの独奏が始まらないんですよねぇ。
チェロの独奏が入る頃には咳き込みと格闘していた私は第一楽章はほとんど記憶がない。

今回はホールが見渡せる三階席の真ん中、それなりにいいポジションではありましたが、演奏の横坂さんの表情や指使いがまったくわからない。
席は選ばなくちゃいかんなぁと思った。

でも(とったつけたような感想ですが)、盛り上がりのある馴染みやすい協奏曲でした。
チェロに慣れていない初級者(つまり私)にも聴きやすかった。

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さて「新世界より」
新しい大陸、新しい国家アメリカからお届けしました!という交響曲です。
第二楽章と第四楽章の旋律があまりにも有名だから、お聴きになったことがあるはず。

私も一気にテンションが上がりました。
ドヴォルザークの楽曲は小難しいところがない、全体的に張りがあるのが特徴です。
当時は新しくて懐かしいメロディアスな楽曲としてもてはやされたのでしょう。

シティフィルでは定期演奏会にアンコール曲が付くことはないから、期待していなかったのに、スラブ舞曲10がさっとオーケストラ演奏されました。

この楽曲を聴くといつも泣きたくなる。 民族調の音楽は他国民でも心を揺すぶられます。

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1 コメント

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クラシック演奏   (iina)
2019-11-20 10:21:04
東京フィルハーモニー交響楽団のクラシックは得意分野ですね。

その分野と新しい曲も演奏して、そのうえスクリーンに映像が展開するので、曲の心地よさから眠くなることはありませんでした。

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