人生はだましだまし 田辺聖子著 角川文庫
気軽に読めるエッセイだから、ひょいと手にとって買ってしまった。
母とほぼ同世代、母親の気心がわかるように田辺聖子の気心もわかりやすい。
とは言っても彼女は大阪人だから、すこおしばかりセンスにずれはあります。
そこがよかったりして。
『人生はだましだまし』は、かもかのおっちゃん(ダンナ)が亡くなったあとの出版のせいか、田辺聖子も開き直って好き勝手に書いている、そういう印象だった。
独り身になってあらたに夫婦観を語るという面もあって、やや説教くさい。
聖子はん本来の理屈っぽいところもある。
でもなかなかおもしゅろうございました。
アフォリズム・・・格言、警句というのでしょうか、
若い頃の田辺聖子はこれにのめり込んでいた時期があったそうで、この文庫でもさかんに登場する。
関東モンと関西モンの感性/表現の差があるせいか、感銘してしまうものは少なかったけれど
人生でいちばんいい言葉は、
<ほな>
である
人は逝くときも「ほな」と人生に別れを告げていくのがよろしい。
私は大石内蔵助の<ではお先に>が捨てがたいと思っているが、
<ほな>はもう一枚うわてかも知れない。
気軽に読めるエッセイだから、ひょいと手にとって買ってしまった。
母とほぼ同世代、母親の気心がわかるように田辺聖子の気心もわかりやすい。
とは言っても彼女は大阪人だから、すこおしばかりセンスにずれはあります。
そこがよかったりして。
『人生はだましだまし』は、かもかのおっちゃん(ダンナ)が亡くなったあとの出版のせいか、田辺聖子も開き直って好き勝手に書いている、そういう印象だった。
独り身になってあらたに夫婦観を語るという面もあって、やや説教くさい。
聖子はん本来の理屈っぽいところもある。
でもなかなかおもしゅろうございました。
アフォリズム・・・格言、警句というのでしょうか、
若い頃の田辺聖子はこれにのめり込んでいた時期があったそうで、この文庫でもさかんに登場する。
関東モンと関西モンの感性/表現の差があるせいか、感銘してしまうものは少なかったけれど
人生でいちばんいい言葉は、
<ほな>
である
人は逝くときも「ほな」と人生に別れを告げていくのがよろしい。
私は大石内蔵助の<ではお先に>が捨てがたいと思っているが、
<ほな>はもう一枚うわてかも知れない。
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