「1リットルの涙」と「命のハードル」

2005-05-12 22:55:03 | 読書
1リットルの涙―難病と闘い続ける少女亜也の日記 幻冬舎文庫 木藤 亜也 (著)
いのちのハードル―「1リットルの涙」母の手記 幻冬舎文庫 木藤 潮香 (著)

本屋の平積みコーナーには、闘病記を置いてある場所がある。

たいていの場合、著者は故人になっているか、死が目の前に迫っているかのどちらかである。

読めば感動するのはわかっている。

でも、読みたくない。 

軽い気持ちで読むのは著者への冒涜のような気がするし、 きちんと受け止めるだけの器が自分にはない。


装丁がとても爽やかできゃしゃな文庫本、水色と若葉色の本が二つ並んでいた。

だからつい手にとってしまい、何日間かかけて立ち読みで読破した。

買わないで感想文を書くのもひどい話しですね、すみません。

読んで良かったと思います。

闘病記としても看病記としてもレベルの高いものなので、機会があったら読んでいただきたい。

むやみに泣かせるような作り方はしていないから大丈夫。

脊髄小脳変性症という病気は、急にクローズアップされて来ましたね。

知り合いのおじさまがこの病気に罹って、10年。

もう何の意思表示もできなくなりました、昨年の夏におばさまがそう仰っていたけれど

実は、さっき帰宅してみたら訃報が届いていました。

明日はお通夜に行きます。



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