編物嫌い

お母ちゃんは、最近毎日まいにち、ご飯の後、そそくさと自分の部屋に入って、二本の編み針と、水色の毛糸で、目を「ひんがら」にして、何か編んでるねんで。

編み方が、イマイチ分かってないみたいで、編んではほどき、ほどいては編んでを、もう一週間してるんだぜ。ボクチンと遊んでくれないんだぜ。

つまんね。。。。

ボクチンは、時々こうやってお母ちゃんの足元からずりずり上がって、邪魔をするのさ。




シマシマ模様はお母ちゃんのＴシャツで、ボクチンは、お母ちゃんのあんよの上に居るの。

「もう時間の無駄やから、編み物止めて、ボクチンと遊ぼ」て言うの。

でも、「ちょっと、、、ここまでやっとかな、明日レッスンだし、出来てへんし。後１５分待ってで」とか言うんだぜ。

１５分で終わった試しが無いし。やり始めたら、2時間3時間ずーっと編地と格闘してるんだぜ。

そんなに解いたり、編んだりしてたら、なんぼドイツ製の丈夫な毛糸やっちゅうても、ヘナヘナになるっちゅーねん

初めは水色やったかもしれんけど、もう薄い白色に退化しとるわ。

無駄な時間使て、何編んでんだか。

お母ちゃんも、半世紀は編物をしていて、ぱっと見たら、大抵の物は編める！と豪語していた癖に、このストレッチ編みは、「初めて出会った編み方」なんだそうで、「めっちゃ簡単で、とてもフクザツ」らしく、毎日まいにちこうやってチクチクしてるんだけど、ちいいっとも、編地が大きくならないんだぜ。

ボクチン編物きら～い。もういい加減諦めて、ボクチンと遊んで欲しいよ