おひるねウサギ~不登校かまへんかまへんマイペース♪

ADHD母ダッチェ。小2で不登校のマシュは小5フリースクール、中2地元中学高校→他府県専門学校→社会人独り暮し3年目

ばいばいランドセル

2015-06-23 14:45:45 | Weblog
またまたご無沙汰しております

高2になったマシュは部活と研究活動で、毎日帰宅が8時30分くらい。
週末もたまーにしか休みがなく、ゆっくり話す時間というか、顔を合わす時間もほんと少なくなってきちゃいました


先日、職場の人の小学校高学年の娘さんのランドセルが壊れてしまったとのことで、誰か持ってないかしらとのこと。

家に帰って見てみたら、ありました。
カシュのは6年間使い倒しただけあって、擦り傷汚れもたくさん。とても人にあげられる感じじゃなくて。
マシュのは・・・ほとんど新品同様(笑)

いや、そりゃ扱いも雑にしない1~2年生に持ってただけだし・・、高学年で小学校行ってた時も、毎日ってわけでもなかったし、学校終わったら直帰だったし。

といっても、それなりに想い出はあり、ポニョさんが買ってくれたものだし、確かどこかに書いたと思うけど、入学の時にピカピカのランドセル背負った時より、しばらく休んで、再び登校しはじめた時の姿とかはっきり覚えてるし・・・ま、それも今から思えばそのまま学校に戻ったわけじゃなく、そこからまたいろーーんなことがあったから、ダッチェの自己満足的な感動シーンだったわけだけど。

とりあえず、ダッチェの思い出はおいといて、マシュが決めることだと思ったので、事情を話して「どう?」って聞いてみた。


マシュは最初
「えーーー、思い出あるしなーー」って言ったので

やっぱり?じゃやめとく?って思ったと思ったらすぐに

「うーん、やっぱりいいわ、あげるわ」

ってほぼ即決で


なんか、潔さが見えてカッコよくみえたし。


でも、何年かぶりに目にしたランドセルの中を見てカチャって留め具をはめながら、

「あー嫌やなーって思いながら、毎日開け閉めしてたなー」

ってポツリと言った。

なんか、それ聞いた瞬間、胸が少し痛んで、今は私の背も追い越してしまった高校生のマシュに、小さかったあの頃のマシュがダブって見えた
ゴリさんにその話をしたら「可哀想やったな、そんなこと思いながら頑張ってたんやな」って、ちょっと夫婦でウルってなったり。


「『いきたくなーい』って念が入ってるかもよ(笑)」と笑いにできるマシュ。
「ホンマ、背負った瞬間にどんよりならはったらどうしよー」「このランドセルもまた役にたって良かったね」
なーんて、話しながら、なんだか、いい形で手放せたことで、ひとつ卒業できたような気分にもなり。

渡すために、拭いてたら、粘土とかついてて、「さすが低学年」とか思った


余談だけど、マシュのランドセルは、袋に入れて、天袋にしまってた。
カシュのは・・今は他府県に住むカシュの部屋の勉強机の横にかけてあった。

ずっとかいっ!大学生やで。ってちょっとウケました。
え、もちろんダッチェは自分の行動範囲さえも片付けられない女なので、子ども部屋の掃除は本人まかせですゆえ。
カシュにはバツチリ遺伝して・・ゴメン

マシュのは赤だけど、カシュのはブルーで。
まだ、今のようにいろんな色を選ぶ時代の本当の初代くらいで。
予約注文したデパートから「女の子さんで本当にブルーで良いんですか?」と、今では考えられないような確認の電話があったり、珍しい色だったから、毎日のように「カシュちゃんに会ったよー」って、登下校の目撃談をいろんな人からいただいたり。

小学校に入りたての頃、集団登校のないうちの地域では、一人で登校するので、心配で、少し後ろから気づかれないように幼稚園児だったマシュと途中まで離れたところからついて行ったりしてて。

「あっカシュが転んでる!」って、慌ててマシュを引っ張って走って行ったら、道端に出してあった水色のゴミ袋で。

「お母さんがゴミ袋とカシュを間違えた」と今でも語り草になってます


こうやって、子どもたちの小さかった頃の話を書いてるとなんだか涙もろくなってしまうくらい、今ではそれぞれの道を歩きはじめてるなーってつくづく感じる。

マシュはこの夏、2週間だけど、語学留学に行きます。学校からいくばくかの補助が出るという話を聞いて、どうしても行きたいと思ったとのこと。

そして、自分でちゃっちゃと英会話学校も見つけて、申し込んで、社会人ばかりのクラスで頑張ってるみたいです。
行動力がありすぎて、応援したい気持ちと心配とで私は仕事と趣味でわざと毎日忙しくしてるかも。

昔、カナー先生が「心配しなくても、止めても学校に行く時期が来ますよ」
っておっしゃってたことは、ずっとずっと心に残ってたけれど、きっと、本来持ってるエネルギーなんだろなって思う。

不登校時代に、いろんなかたのお話を聞いて、子どもの人生は子どものものだって、結構早い時期に踏ん切りついたから、
マシュは、小学校の低学年から「行く」「行かない」「寝る」「寝ない」「食べる」「食べない」って基本的なことから、「勉強する」「しない」「遊びに行く」「行かない」その後も本当にいろんなことを全部自分で決めてきたし、それって、思春期以降必要と言われる、内発的なモチベーションで動くことに繋がっていったんだろうなって思う。


向き合う、向き合う、って言うけれど、少し大きくなったら、親は一生懸命働いたり、力を抜いたり、正直な背中を見せて、子どもが「お母さん」って呼んだ時、「お父さん」って相談した時、いつでも振り向いて話を聞いてあげられる位置にいたらいいんじゃないかな。
って思います。そこに行きつくまでに、散々バトりましたけど(笑)

久々に書き出したら、止まらくなっちゃいました。
ではまた






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7 コメント

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2度目のコメント失礼いたします (のり)
2015-06-24 19:50:24
こんにちは。
もう5年以上前になるでしょうか、1度だけコメントさせていただいた事がある者です。
ウチの次女はマシュちゃんと年齢も一緒でお姉ちゃんの歳も一緒、当時たどっていた軌跡もとても似ていてとても他人とは思えず、ブログからウチだけじゃないんだなあと勇気をもらっていました。
ある時もういてもたってもいられずコメントを書き込んだことを懐かしく思い出しました。
マシュちゃんが、一歩一歩学校へと復帰?していくのを私も親のような気持ちで
ゆっくりがんばれ~無理しないでがんばれ~と応援していました。
一方で我が娘はというと、小中と校長室での卒業式。そして昨年からは不登校生の受け入れに寛大な高校に籍を置いていますが相変わらずのマイペースで、まだまだ不安盛りだくさんの毎日です。
マシュちゃんはすっかり充実した学生生活を送って、ウチは随分遅れを取っちゃったなあなんて思っていましたが、ランドセルのお話を拝見して、一番辛かった当時の事を忘れることなく今を頑張っているのは一緒なんだなあって…
時々思いたって覗いてみるとビックリする位のナイスタイミングで更新されているダッチェさんのブログ。(これも他人と思えない理由のひとつなんです)
これからも更新気長に楽しみにしています。
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よかった。 (ヨーコ)
2015-08-11 22:55:00
私も娘が小2で学校に行かなくなって、あせってネットの海をさまよってここにたどり着きました。
さかのぼって全部読んで…。本当に支えになってもらったことが、自分も書こうという気持ちにつながりました。

うちの娘は小学校には行かないまま中1になりました。学校の場所は知りません(笑)。だけど、今のままでいいんだって元気づけられました。
ありがとうございます!

私もランドセル手放すことがあったら、感無量でしょうね~。まっさらに近いですし。
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のりさんへ (ダッチェ)
2015-10-04 13:09:19
こんにちは。のりさん
5年にも渡って、時々思い出して覗いていただけるなんて、感激です。
私自身が、恐ろしく忘れっぽいので自分がブログを書いていることをずっぽり忘れて暮らしてしまっていたりします。
今回もコメントいただいたのが6月と、どんだけ遅れてのお返事やねーん、ホンマすみません。

大多数の普通の子と違う学校生活を送ったことは、大人になったときに、親子の間では良い想い出になるんじゃないかな、って思います。
校長室で卒業式。も、実は意外とよく耳にして「あるある」だったり、ある人は「校長先生がうちに来てくれて」「その時の温度差ったら」と、親の嬉しいのか悲しいのか恥ずかしいのかよくわからない複雑な感覚とか。
子どもが大きくなると、懐かしいこととして話し合えたりするのもまた、いいものだなって思えます。
マシュには「あの時のあれはなかった」と今だにダメ出しされたりしますけど
さかのぼって、前にいただいたコメント読ませていただきました。
のりさんも娘さんの成長を見守られながら、強く、広く、大きくなられているように感じました。長丁場だと、母も成長しますよね~
これからも、思い出したように更新すると思うので、どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。
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ヨーコさんへ (ダッチェ)
2015-10-04 14:07:26
こんにちは。ヨーコさん

小学校低学年で行けなくなるって、ホンマ私もびっくりしました。一番最初につけてたタイトル「ひぇ~!小学校2年で不登校?!」だったんですよ
後に、マシュの反対と、自分自身の気持ちの変化で変えました。

ヨーコさんのブログ、少し拝見させていただきました。
小学生だけに、親のほうが、子どものためになるならと、いろいろな行動を起こしたり、専門家や先生の話を聞いて、動いて・・・。
その中で、気づかされていくのですよね、公共機関の人が必ずしも理解しているわけではない、とか、自分の中に「こうすべき」と思っていたことが、他人の「こどもさんのためですよ」という正論を聞くことによって、いま大事にすべきことに気づかされたり。とても共感しながら読ませていただきました。

私も、いっぱいいっぱい「あれは間違ってたなー」って思うことありました。
でも「お母さんがいろいろ行動をおこされたことで、今があるのですよ」と、スクールカウンセラーさんに言っていただいてことで、あれはあれで意味のあったことなんだと今では思えています。
目の前の子どもの表情がすべて教えてくれてたんだなって気づけたことと、的外れなアドバイスにも「私も前はそう思ってたのよねぇ」と受け流せるようになったり。

私も小学校のマシュを思い出して、少しタイムスリップしちゃいました。

まっさらに近いランドセル話に反応していただけて、うれしかったです。

お返事遅くなってすみません。ありがとうございました
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きれいなランドセル (ぽこ)
2016-01-22 13:07:51
この3月に6年の息子が、支援級&小学校を卒業します〓
なんと1年生からの不登校。父親の転勤に伴う3回の転校。小学校時代は疲れ果てた~。ところが昨年7月に、元気で素敵な先生と出会いました♪そのベテラン先生のお陰でながいなが~い不登校解消!無事、中学校は普通級に行けることになりました!
ほっとして、久しぶりにブログに遊びにました。
やっぱり元気になること書いてある〓
いまは、息子のほうがすっかり頼もしくなりました!
ホントに待った甲斐ありました。引越した甲斐ありました。素敵な出会いが、息子の人生を変えてくれたこと誰かに伝えたくて書き込みました(^o^)/
私も息子と笑顔でランドセル捨てられる日を楽しみにしています
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ぽこさんへ (ダッチェ)
2016-02-23 15:20:28
こんにちは。ぽこさん
コメントありがとうございます。なんと1か月以上もたってしまっていました。ほんとすみません

ほんの数行のコメントにも数年の想いが感じられ、きっときっといろんなことがあって、涙も流して、心配して、疲れて・・でもそんな中で道が開けて、きっとそれは出会うべくして出会えたことであったり、どんな経験もぽこさんや息子さんの人生の確かな土台の一部になっていったんだろうな・・って感じました。

ほとんど放置のブログで申し訳ないと思いつつ、でもこうしてたまーに報告に来て下さるかたがいらっしゃると、嬉しくて、落ち着いてお返事書こうって思ってるうちにどんどん日がたっちゃって、かえってすみません・・なのですが、私も忙しさの中、いろいろ思い出させていただけるので感謝です!

小学校は、いったんレールから外れると長いですね・・。でも、目標は社会って思うことで、長い目で子どもの成長を見守ることのできるチャンスでもあると思います。
ご卒業、おめでとうございます
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Unknown (ぽこ)
2016-03-15 12:22:44
ダッチェさん、うれしい言葉ありがとうございました。お返事遅くなりすみませんでした。
思えば5~6年前、不登校の初期にネット検索してママの気持ちがたくさんある『おひるねウサギ』に感動。過去ログを全部読み返したことを思いだします。その後、落ち込む度にアクセスしていつも元気をいただいています。
最近、息子が日々たくましくなってます。成長を強く信じる人(いまの学校の先生は、私以上に子供に体当たりしてくれてます)と一緒にいると、こうも強くなれるんだと感動しています。
小さい間違えやルールを守ってないと、1から10まで言わずにはいられなかった息子。彼も成長し、間違えを笑って流したり、失敗も『こうやれば、きっと上手くいくよ』と笑顔でアドバイスできるようになりました!
いまでは親より彼が、何倍も大きく成長するのを楽しみにしています。
ダッチェさん、これからもこのブログが不登校の子を持つ母の応援歌になると思います。
大事に守ってください。
ありがとうございました!
また遊びにきます
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